フライパンで手軽に本格パエリア!時短なのに豪華な絶品レシピ

フライパン

おもてなし料理の定番、パエリア。
「作ってみたいけど、専用のパンがないし…」「魚介の下処理とか考えると、なんだか面倒くさそう」
そんな風に思っていませんか?

大丈夫です。
結論から言うと、特別な道具は一切いりません。
ごく普通のフライパンひとつで、お店みたいなパエリアが手軽に作れちゃうんです。

しかも、味は本格的。なのに、準備から食卓に並ぶまで30分ちょっと。
この記事では、フライパンを使った簡単なのに豪華に見える、我が家のとっておきパエリアレシピをこっそり教えますね。

なぜパエリアは専用パンじゃなくても作れるの?

「パエリアパンがないと無理でしょ?」
いえいえ、そんなことはありません。

パエリアパンの特徴は、浅くて広い形状。
これは、水分を飛ばしやすくして、米に芯が残るアルデンテの食感と、鍋底の香ばしい「おこげ」を作り出すためなんです。

つまり、この「浅くて広い」状態を再現してあげれば、フライパンでも同じ原理で美味しく作れるというわけ。

特に、26cm以上の口径のフライパンを使うのがおすすめ。テフロン加工のものでも作れますが、もしお持ちなら、蓄熱性の高い鉄製のスキレットやステンレス製のフライパンだともっと本格的な仕上がりになりますよ。

時短の秘密は「冷凍シーフードミックス」と「ちょい足し」にあり!

「パエリアって、エビの背ワタを取ったり、あさりの砂抜きをしたり…下処理が面倒」
そうですよね。そこで頼りになるのが、冷凍シーフードミックスです。

えび、いか、あさりがすでに使える状態で冷凍されているので、これを解凍するだけで下処理はほぼ完了。
ただ、一つだけやってほしいことがあります。それは、解凍後に出た水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取ること。これを怠ると、生臭さの原因になり、仕上がりも水っぽくなってしまいます。

さらに時短と旨味を底上げしてくれるのが、S&B パエリアの素のような市販のミックススパイス。これを使えば、サフランや色々なスパイスを計量する手間が一気に省けます。
「でも、味が決まりすぎるのが嫌だな」という方は、サフランの代わりにターメリックで色と風味をプラスして、自分好みの塩分やニンニクで調整するのも楽しいですよ。

フライパンパエリアを成功させる3つのコツ

簡単とはいえ、押さえるべきポイントは3つだけ。これを守れば、もう失敗しません。

コツ1:米は洗わずに、炒めてからスープを注ぐ
無洗米を使うのが断然手軽ですが、普通のお米でもOK。重要なのは、お米の表面が透き通るまで、油でじっくり炒めること。こうすることで、お米の表面に油のコーティングができ、スープを吸ってもベチャッとせず、一粒一粒がパラリと立ちます。

コツ2:沸騰したら、絶対にかき混ぜない
スープを注いで再び沸騰したら、そこからは決してかき混ぜないでください。米から出るデンプンが糊状になり、せっかくのパラパラ食感が台無しに。ここはぐっと我慢して、弱火でじっくり炊き上げます。

コツ3:最後の「追い火」で、おこげ(ソカラット)を作る
パエリアの醍醐味といえば、やっぱり香ばしいおこげ。炊き上がって水分が飛んだら、最後に強火で1~2分、パチパチという音がしてきたら火を止めるのが目安です。テフロン加工のフライパンはコーティングを傷める可能性があるので、この工程だけは鉄製のフライパンなどで行うのが安心です。

【簡単フライパン パエリア】絶品レシピ

材料(2人分)

  • 無洗米:1合(約150g)
  • 冷凍シーフードミックス:200g(解凍し、水気を拭き取っておく)
  • パプリカ(赤・黄):各1/4個(1cm角に切る)
  • 玉ねぎ:1/4個(みじん切り)
  • にんにく:1片(みじん切り)
  • オリーブオイル:大さじ2
  • 白ワイン(または酒):大さじ1
  • 水:300ml
  • コンソメ(顆粒):小さじ2
  • ターメリック:小さじ1/2(サフランの代用)
  • パプリカパウダー:小さじ1/4
  • 塩、黒こしょう:適量
  • レモン(くし形切り):適宜

作り方

  1. スープの準備:水にコンソメ、ターメリック、パプリカパウダーを溶かしておきます。
  2. 具材を炒める:フライパンにオリーブオイルとみじん切りのにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったら玉ねぎとパプリカを加えて中火で炒めます。玉ねぎがしんなりしたら、強火にしてシーフードミックスを加え、白ワインをふりかけ手早く炒めたら、一度すべて取り出します。
  3. 米を炒める:そのままのフライパンに無洗米を入れ、中火で透き通るまでじっくりと炒めます。ここで米に油をまとわせることが、パラパラに仕上げる最大のポイントです。
  4. 炊く:用意しておいたスープを注ぎ入れ、塩、黒こしょうで味を調えます。全体を軽く混ぜたら、取り出しておいたシーフードと野菜を米の上に美しく並べます。ここからはもう混ぜません。
  5. 火加減の調整:強火で沸騰させます。沸騰したら蓋をして、弱火で15分間炊きます。途中、蓋は開けないでください。
  6. おこげを作り、蒸らす:15分経ったら蓋を開け、水分がほぼ飛んでいることを確認します。ここで強火にして1~2分、鍋底がパチパチと心地よい音を立て始めたら、火を止めます。再び蓋をして、5分間しっかり蒸らしてください。
  7. 仕上げ:蓋を開け、くし形に切ったレモンを添えたら、出来上がり。テーブルにそのままドンと出せば、歓声が上がること間違いなしです。

さらに時短!包丁いらずのアレンジ

「玉ねぎやパプリカを切る時間すら惜しい!」という日もありますよね。
そんな時は、市販の冷凍ミックスベジタブルを使ってください。グリンピース、コーン、人参の彩りで、見た目も鮮やかに仕上がります。

また、味付けはすべてS&B パエリアの素に頼ってしまうのも賢い手。作り方の手順2でシーフードミックスを炒める工程で加え、あとはスープの代わりに水を使えばOK。これだけで、材料も手間もぐっと少なく、驚くほど本格的な味に。忙しい日のご褒美ごはんにぴったりです。

もっと美味しくなるQ&A

Q. 米の芯が残ってしまった…なぜ?
A. 水分不足か、火加減が弱すぎたのかもしれません。フライパンは表面積が広く水分が蒸発しやすいので、様子を見て水(または湯)を大さじ1~2杯加え、再度加熱して様子をみてください。次回作る際は、弱火を10円玉大のごく弱火ではなく、鍋底に小さな泡がフツフツと出ているくらいの火加減をキープしてみてください。

Q. もっと魚介の風味を強くしたい!
A. スープに、あさりの缶詰を汁ごと加えるのが超簡単な裏技です。または、エビの殻を炒めた後にスープを取る、いわゆる「ビスク風」にする方法もありますが、今回は手軽さを重視したいので、旨味の強いドライトマトのみじん切りを加えたり、仕上げに魚醤をほんの数滴垂らしたりすると、驚くほど味に奥行きが出ますよ。

余ったパエリアのリメイク術

たくさん作りすぎてしまってもご心配なく。パエリアはアレンジも美味しいんです。

一番のおすすめは「パエリアおにぎり」
具沢山で味がしっかり染みているので、ラップに包んで握るだけで、ごちそうおにぎりの完成です。冷めてもおこげの香ばしさが食欲をそそります。

ちょっと小腹が空いた夜には、「リゾット風」も最高です。残ったパエリアを鍋に入れ、牛乳とチーズを加えて温めるだけ。魚介の出汁とミルクって、意外なほど合うんです。とろけるチーズを乗せて、黒こしょうをガリッと挽いて召し上がれ。

フライパンで手軽に本格パエリアを作ってみよう

さあ、ここまで読めば「パエリアって意外と簡単かも」と思いませんか?

特別な道具がなくても、ちょっとしたコツさえ押さえれば、フライパンひとつで本格的な味が楽しめます。何より、食卓にドーンとフライパンごと出した時の「わあっ」という家族の顔や、友人の驚く声が、何よりのご褒美です。

今日の夕飯は、ちょっと勇気を出して、フライパンでパエリアに挑戦してみませんか?

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