「貝印の関孫六ってよく聞くけど、どのシリーズを選べばいいんだろう?」
「最近新しいモデルが出たって本当?」
そんな風に思って、この記事を開いたのではないでしょうか。
貝印の「関孫六(せきまごろく)」は、日本の包丁ブランドの中でも特に有名な存在です。でも、いざ買おうと思うと、匠創、ダマスカス、本鋼……似たような名前のシリーズがたくさんあって、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、2025年から2026年にかけて発売された最新シリーズを含め、関孫六の代表的な包丁シリーズをまとめて紹介します。それぞれの特徴や価格帯、向いている人を整理するので、あなたにぴったりの一本を見つけるための参考にしてください。
関孫六とは?貝印が誇る包丁ブランドの歴史
まずは、関孫六というブランドがどんなものなのか、簡単におさらいしておきましょう。
関孫六は、1908年に岐阜県関市で創業した貝印株式会社が展開する包丁ブランドです。関市は古くから刃物の産地として知られており、その伝統技術を受け継いでいます。ブランド名は、刀匠・金子孫六氏(27代目兼元)の名前に由来しており、まさに「日本の刃物」の系譜を感じさせる名前です。
家庭用から業務用まで幅広いラインナップを持ち、「切れ味」「デザイン」「価格」のバランスが評価され、長年にわたって多くの人に愛用されています。
関孫六の包丁を選ぶ前に知っておきたい3つのポイント
シリーズを個別に見る前に、関孫六の包丁を選ぶうえで押さえておきたい3つのポイントを確認しておきましょう。
1. 素材の違い:ステンレス系と本鋼(ハガネ)系
包丁の素材は大きく分けて「サビにくいステンレス系」と「切れ味重視の本鋼系」があります。ステンレス系はお手入れが簡単で初心者向き、本鋼系は研ぎ直しがしやすく切れ味が長持ちする反面、サビやすいのでこまめな手入れが必要です。
2. 形状の違い:和包丁と洋包丁
和包丁(出刃、刺身、菜切など)は日本料理向け、洋包丁(三徳、牛刀、ペティナイフなど)は和洋問わず使いやすい形状です。特に「三徳包丁」は1本あれば大体の調理ができる万能タイプとして人気があります。
3. 価格帯とシリーズの位置づけ
関孫六には、エントリーモデルからプロユースまで幅広いシリーズがあります。価格が上がるほど素材や製造工程にこだわりが詰まっていると考えてください。
【最新シリーズ】関孫六 匠創-漆黒(2025年発売)
まず最初に紹介するのは、2025年9月29日に発売された 「関孫六 匠創-漆黒(しょうそう-しっこく)」 です。
このシリーズは、関孫六の中でも売上No.1を誇る人気シリーズ「匠創」に、黒いチタンコーティングを施したモデルです。オールステンレス製で、刃物に不慣れな方でも扱いやすいのが特徴です。
- 特徴:黒いチタンコーティングが高級感のある見た目。オールステンレス製なのでサビに強く、衛生面でも優れています。
- メリット:モダンなデザインで、黒を基調としたキッチンインテリアと相性が良い。お手入れが簡単で、忙しい日常使いに適しています。
- デメリット:コーティングは傷つきやすいため、硬いものを叩いたり、研磨剤入りの洗剤でゴシゴシ洗ったりするのは避けたほうが無難です。
- 向いている人:デザイン性と機能性を両立したい人。ギフトとしても人気があります。
- 向いていない人:伝統的な和包丁の風合いや、刃物本来の金属の質感を好む人。
- 注意点:刃物ですので、通常の包丁と同様に取り扱いには注意しましょう。価格はペティナイフが5,500円、三徳包丁が6,600円、シェフナイフが7,150円(すべて税込)です。
【最新シリーズ】関孫六 ダマスカス ブラック(2026年発売)
次に紹介するのは、2026年2月2日に発売された 「関孫六 ダマスカス ブラック」 です。
こちらは、高級ラインである「ダマスカス」シリーズの黒チタンコーティングモデルで、Amazonや楽天などのオンライン限定販売となっています。
- 特徴:美しいダマスカス模様の上に黒いチタンコーティングが施された、視覚的に非常にインパクトのあるデザイン。高い機能性とデザイン性を併せ持つハイエンドモデルです。
- メリット:ダマスカス鋼特有の美しさに加え、サビに強いコーティングが施されているため、実用性も高い。プロのシェフのニーズにも応えられる性能です。
- デメリット:価格が高めで、三徳包丁で19,800円(税込)と、匠創-漆黒の約3倍の価格です。また、オンライン限定のため、実物を手に取って確認することができません。
- 向いている人:包丁の性能だけでなく、デザインや所有する喜びも重視する人。プロ顔負けの切れ味を求める人。
- 向いていない人:予算を抑えたい人。実物を見てから購入したい人。
- 注意点:高額な買い物になるので、購入前に公式サイトや販売ページで仕様をよく確認しましょう。
【最新シリーズ】関孫六 松寿本鋼(2026年発売)
そして、2026年5月25日に発売されたのが 「関孫六 松寿本鋼(しょうじゅほんこう)」 です。
このシリーズは、名前の通り「本鋼(ハガネ)」を使用した本格的な和包丁シリーズです。
- 特徴:ハガネ複合材を使用し、湿式平前刃付けという伝統的な手法で仕上げられた切れ味が特徴。出刃、刺身、菜切といった和包丁のラインナップが揃っています。
- メリット:鋼の包丁ならではの鋭い切れ味と、研ぎ直しのしやすさが魅力。魚をさばくなど、和食を本格的に楽しみたい人に最適です。
- デメリット:ステンレス包丁と違い、サビやすいという性質があります。使用後はしっかりと水分を拭き取り、油を塗って保管するなど、手間をかけたメンテナンスが必須です。
- 向いている人:和包丁の切れ味にこだわりたい人。魚や野菜を本格的に調理する人。
- 向いていない人:お手入れの手間をかけられない人。ステンレス包丁のように気軽に扱いたい人。
- 注意点:価格は小出刃で13,200円(税込)からと、中価格帯です。店舗によって入荷日が異なる場合があるため、在庫状況は事前に確認しましょう。
【人気&定番シリーズ】関孫六 匠創(スタンダード)
新シリーズのベースにもなっている「匠創(しょうそう)」は、関孫六の売上No.1を誇る看板シリーズです。
- 特徴:オールステンレス製で、シンプルかつスタイリッシュなデザイン。先ほど紹介した漆黒モデルとは違い、金属本来の銀色の美しさを持っています。
- メリット:サビに強く、衛生面に優れているのはもちろんのこと、価格と性能のバランスが非常に良い点です。初めての関孫六としても選ばれることが多いシリーズです。
- デメリット:特に目立ったデメリットはありませんが、あえて言えば黒いコーティングのような個性的なデザインを求める人には物足りないかもしれません。
- 向いている人:初めて関孫六を購入する人。コストパフォーマンスを重視する人。
- 向いていない人:ハイエンドモデルや和包丁のような伝統的な素材感を求める人。
【エントリーモデル】関孫六 べにふじ / くじゃく
「べにふじ」や「くじゃく」は、より手頃な価格帯のエントリーモデルです。
- 特徴:家庭向けに設計されており、軽量で操作性の良いのが特徴です。
- メリット:価格が非常に手に取りやすく、包丁を使う頻度があまり多くない方や、サブの包丁としても使いやすいです。
- デメリット:上位シリーズと比べると、使用している素材や製造工程に差があるため、切れ味の持続性や研ぎやすさで劣る場合があります。
- 向いている人:とにかく予算を抑えたい人。包丁をあまり使わない人や、初心者の人。
- 向いていない人:切れ味や長期間の使用にこだわる人。
【最上位シリーズ】関孫六 要
最後に紹介するのは、関孫六の最上位シリーズ「要(かなめ)」 です。
- 特徴:日本刀から着想を得たデザインが特徴で、八角形の柄や「三本杉」と呼ばれる刃文が美しい、まさに工芸品レベルの包丁です。ドイツのデザイン賞「Red Dot Award」も受賞しています。
- メリット:所有する喜びを感じられる最高峰のデザインと切れ味。芸術性が高く、特別な日の料理や、大切な人への贈り物としても選ばれます。
- デメリット:非常に高価であることが推測され、日常使いというよりは特別な用途に向いています。
- 向いている人:包丁にこだわりを持つ人。日本の伝統技術とデザインを楽しみたい人。
- 向いていない人:実用性やコストパフォーマンスを最優先する人。
- 注意点:正確な価格や購入方法は、貝印の公式サイトでご確認ください。
関孫六の包丁、結局どれを選べばいい?
いくつかのシリーズを見てきましたが、それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。
- 初めての関孫六や、コスパ重視の人:匠創(スタンダード) が無難な選択肢です。サビにくく扱いやすく、長く愛用できる一本です。
- デザイン性と機能性を両立させたい人:匠創-漆黒がぴったりです。黒いコーティングがモダンなキッチンに映えます。
- 本格的な和包丁を求める人:松寿本鋼をチェックしてみてください。お手入れは必要ですが、その分の価値のある切れ味を体験できます。
- 最高峰のデザインと所有感を求める人:要はまさに包丁の芸術品です。予算が許せば、一生ものの相棒になるでしょう。
- 予算を抑えたい初心者の人:べにふじやくじゃくシリーズから始めてみるのも良いでしょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 関孫六の包丁は、貝印の他の包丁と何が違うの?
A. 関孫六は、貝印の中でも特に「切れ味」と「デザイン」に特化したプレミアムブランドです。岐阜県関市の刃物伝統を継承しつつ、現代のキッチンにもマッチする製品づくりが特徴です。
Q. 関孫六の包丁は、どこの国で作られているの?
A. 関孫六の包丁の多くは、日本(岐阜県関市) で製造されています。
Q. 初めての一本には、どんな形がおすすめ?
A. 和洋問わず使いやすい「三徳包丁」が最もおすすめです。野菜・肉・魚と、幅広い食材に対応できます。
Q. お手入れはどうすればいい?
A. ステンレスシリーズ(匠創、ダマスカスブラックなど)は、使用後に中性洗剤で洗い、水分を拭き取るだけで十分です。本鋼シリーズ(松寿本鋼)は、洗った後にしっかり乾燥させ、時にはサビ止め油を塗るなどのケアが必要です。
まとめ:あなたに合った一本を見つけて、料理をもっと楽しもう
貝印の「関孫六」は、エントリーモデルからプロフェッショナル向けまで、実に多彩なシリーズを展開しています。どのシリーズも「切れ味の良さ」という軸は共通しながらも、素材、デザイン、価格、お手入れのしやすさといったポイントがそれぞれ異なります。
この記事で紹介した各シリーズの特徴を参考に、あなたのライフスタイルや料理のスタイルにぴったりの関孫六を見つけてみてください。きっと、毎日の料理がもっと楽しくなるはずです。
なお、価格や在庫状況は変動する可能性があります。購入の際は、公式サイトや各販売ページで最新情報を必ずご確認ください。

コメント