貝印「関孫六」包丁シリーズ徹底解説|匠創・松寿本鋼など人気モデルの特徴と選び方

包丁選びで迷ったとき、一度は「関孫六」という名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。でも、いざ「関孫六の包丁を買いたい」と思っても、匠創(しょうそう)や松寿本鋼(しょうじゅほんこう)など、いくつものシリーズがあってどれを選べばいいかわからない——そんな悩みをお持ちの方も多いでしょう。

この記事では、貝印の包丁ブランド「関孫六」について、シリーズごとの特徴や違い、それぞれがどんな人に向いているかを整理してご紹介します。包丁のプロではない一般の方が、自分に合った一本を選ぶための判断材料として、ぜひ最後まで読んでみてください。

関孫六とは?刀匠の伝統を受け継ぐ包丁ブランド

関孫六は、貝印株式会社が展開する包丁ブランドです。その名前の由来は、戦国時代に岐阜県関市で活躍した刀匠「孫六兼元(まごろくかねもと)」にさかのぼります。孫六兼元は、関市の刀鍛冶の系譜を受け継ぎ、その技術は現代の包丁づくりにも受け継がれています。

貝印の関孫六ブランドは、1960年代から販売が始まり、現在では国内での認知度も高い包丁シリーズとして知られています。家庭用から業務用まで幅広いラインナップを揃えており、包丁初心者から料理愛好家まで、幅広い層に支持されています。

関孫六の包丁は大きく2つのタイプに分けられる

関孫六シリーズを選ぶときに、まず押さえておきたいのが「素材と構造」の違いです。大きく分けると、以下の2つのタイプがあります。

  1. オールステンレス包丁…サビに強く、お手入れが簡単。食洗機対応のモデルもある。
  2. 本鋼(ハガネ)包丁…切れ味と研ぎやすさを重視した伝統的な和包丁。サビやすいので手入れが必要。

この2つのタイプを理解しておくだけで、自分に合ったシリーズがぐっと絞りやすくなります。それでは、代表的なシリーズを順に見ていきましょう。

1. 【amazon_link product=”関孫六 匠創”】 – お手入れ簡単・オールステンレスの売れ筋シリーズ

関孫六のなかでも特に人気が高いのが、この「匠創(しょうそう)」シリーズです。継ぎ目のないオールステンレス一体構造を採用しており、衛生面に優れているのが大きな特徴です。

特徴

  • 刃から柄まで金属がひと続きになっているため、食材カスや水分が入り込む隙間がない
  • 食洗器に対応している(ただし、長く使い続けるためには手洗いが推奨される)
  • 流線型のハンドルデザインで、手に馴染みやすく滑りにくい

メリット

  • サビに強く、特別なメンテナンスが不要
  • 清潔に使えるので、毎日の調理にぴったり
  • デザイン性が高く、モダンなキッチンにも合う

デメリット

  • 本鋼包丁と比べると、研ぎ直しにやや慣れが必要な場合がある
  • 伝統的な和包丁の「研ぐ楽しさ」を味わいたい人には物足りないかもしれない

向いている人

  • 包丁デビューとして最初の一本を探している人
  • お手入れの手間をできるだけかけずに長く使いたい人
  • 食洗機で洗える包丁が欲しい人

向いていない人

  • 鋼の包丁ならではの切れ味や研ぎ味を楽しみたい人
  • 伝統的な和包丁の風合いを求める人

価格帯の目安(税込)

  • ペティ120mm:5,500円
  • 三徳165mm:6,600円
  • シェフナイフ180mm:7,150円

また、匠創シリーズには高級感のある「匠創-漆黒(しっこく)」というモデルも展開されています。カラーリングが黒でまとめられており、よりシックな印象の包丁をお探しの方にも選択肢があります。

2. 【amazon_link product=”関孫六 松寿本鋼”】 – 2026年発売の本格和包丁シリーズ

2026年5月25日に発売されたばかりの新シリーズが「松寿本鋼(しょうじゅほんこう)」です。こちらは、伝統的な和包丁の技法を受け継いだ本鋼包丁です。

特徴

  • ハガネに軟鉄を合わせた複合材(ハガネ複合材)を使用
  • 「湿式平前刃付け(しっしきひらまえばづけ)」という伝統的な刃付け方法を採用
  • 「裏スキ(うらすき)」と呼ばれる、和包丁特有の裏面のくぼみ加工が施されている
  • 日本製

メリット

  • 非常に高い切れ味と、その持続性が期待できる
  • 研ぎ直しがしやすく、長く使い込むほどに愛着が湧く
  • 魚をさばくなど、和食を本格的に楽しみたい人に向いている

デメリット

  • サビやすいので、使用後は必ず水気を拭き取り、乾燥させて保管する必要がある
  • 食洗機には非対応
  • 価格帯がやや高め

向いている人

  • 切れ味にこだわりがある人
  • 包丁の手入れも含めて料理を楽しみたい人
  • 魚をさばく機会が多い人

向いていない人

  • お手入れが面倒に感じる人
  • 食洗機で洗いたい人
  • 予算を抑えたい人

価格帯の目安(税込)

  • 小出刃105mm:13,200円
  • 出刃150mm:16,500円
  • 出刃180mm:22,000円
  • 刺身210mm:16,500円
  • 刺身240mm:19,800円

発売されたばかりのシリーズということもあり、今後の評判や口コミがこれから集まっていくことが期待されます。購入を検討される場合は、公式情報や実物を確認したうえで判断することをおすすめします。

3. 【amazon_link product=”関孫六 ほのか”】 – エントリーモデルとしても選びやすいステンレス包丁

「ほのか」シリーズは、関孫六のなかでも比較的リーズナブルな価格帯のステンレス包丁です。サビに強いステンレス刃物鋼を使用しており、初心者にも扱いやすい設計になっています。

特徴

  • サビにくいステンレス素材
  • 耐熱性に優れた樹脂製のハンドル
  • 食器洗浄機対応

メリット

  • 価格が手頃で、包丁選びの入門編として検討しやすい
  • お手入れが簡単
  • 日常使いに十分な性能を備えている

デメリット

  • 匠創や松寿本鋼と比べると、素材や仕上げのグレードは抑えめ
  • 長年の使用や研ぎ直しにどこまで耐えられるかは、使用環境による

向いている人

  • 関孫六ブランドを試してみたい初心者
  • サブの包丁としてもう一本欲しい人
  • 予算を抑えたいが、ブランド品を選びたい人

その他の関孫六シリーズ(業務用・関連モデル)

関孫六には、上記のほかにも業務用向けのシリーズが複数展開されています。たとえば「くじゃく」「べにふじ」「オールステンレス」「和包丁(白紙鋼)」などがあります。これらは主にプロ向けのラインナップですが、一般の方が購入することも可能です。気になる方は、貝印の公式サイトで詳細を確認してみてください。

匠創と松寿本鋼、どちらを選べばいい?

ここまで読んで、「結局、匠創と松寿本鋼、どっちがいいの?」と思われた方も多いでしょう。結論から言えば、どちらが優れているかではなく、何を大事にしたいかで選ぶのが正解です。

比較軸匠創シリーズ松寿本鋼シリーズ
素材オールステンレスハガネ複合材(本鋼)
お手入れ簡単・食洗機対応(推奨は手洗い)手間がかかる・食洗機不可
切れ味十分な切れ味より高い切れ味と研ぎやすさ
価格帯5,000円~7,000円台13,000円~22,000円台
向き不向き毎日の料理・包丁初心者和食や魚料理・包丁愛好家

こんな人には匠創がおすすめ

  • 包丁の手入れにあまり時間をかけたくない
  • 初めての関孫六として安心して使いたい
  • デザイン性も重視したい

こんな人には松寿本鋼がおすすめ

  • 包丁の切れ味にこだわりたい
  • 研ぐ作業も含めて料理を楽しみたい
  • 予算に余裕があり、長く愛用できる一本を探している

よくある質問

Q. 関孫六の包丁は日本製ですか?

シリーズによって異なりますが、松寿本鋼シリーズは日本製です。匠創シリーズも高品質な製品として知られています。詳しい製造国は各商品ページでご確認ください。

Q. 匠創シリーズは本当に食洗機で洗えますか?

公式情報では食洗機対応とされています。ただし、包丁を長持ちさせるためには、食洗機ではなく手洗いしてすぐに水気を拭き取ることをおすすめします。刃物ですので、食洗機内での他の食器との接触による傷つきも考慮しましょう。

Q. 松寿本鋼の手入れはどうすればいいですか?

使用後は中性洗剤で手洗いし、柔らかい布でしっかりと水気を拭き取ってください。乾燥した状態で保管することがサビ防止の基本です。長期間使わない場合は、薄く食用油を塗って保管する方法もあります。

Q. 関孫六と貝印の関係は?

関孫六は貝印株式会社のブランドです。貝印は化粧品や医療機器なども手がける総合メーカーで、包丁製造においても長い歴史を持っています。

まとめ|自分に合った関孫六を選ぶために

関孫六の包丁は、お手軽なオールステンレスモデルから、伝統技法を受け継ぐ本鋼モデルまで、実に幅広い選択肢を持っています。

  • 毎日の料理をラクに楽しみたいなら「匠創」
  • 切れ味と手入れの楽しさを味わいたいなら「松寿本鋼」
  • まずは手軽に関孫六を試してみたいなら「ほのか」

どのシリーズにも、それぞれの良さと向き不向きがあります。「包丁は料理の相棒」とも言われますから、自分の使い方や料理のスタイルに合わせて選ぶことが何より大切です。

購入前には、ぜひ貝印の公式サイトや実店舗で実際の製品を手に取ってみることをおすすめします。重さや握り心地、刃渡りなど、文字だけでは伝わらない違いもきっと見つかるはずです。

あなたにとっての「一本」に出会えますように。

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