キッチンで毎日使う包丁。でも、収納に困ったことはありませんか?引き出しにそのまま入れていると、ほかの調理器具とぶつかって刃が傷んだり、いざ使おうと思ったときに探す手間がかかったりします。また、小さなお子さんがいる家庭では、安全面も気になりますよね。
この記事では、包丁入れの選び方のポイントを整理し、収納タイプ別におすすめの商品を紹介します。自分に合った包丁入れを見つけるための判断材料として、最後まで読んでみてください。
包丁入れを選ぶ前に知っておきたい収納タイプの種類
包丁入れと一口に言っても、収納場所や使い勝手によっていくつかのタイプに分かれます。まずは代表的な4つのタイプをおさえておきましょう。
1. 卓上スタンドタイプ:包丁を立てて収納する、最もスタンダードなタイプです。コンパクトで取り出しやすく、デザイン性の高いものが多いのが特徴です。包丁を必要なときにすぐに手に取れるため、調理中に頻繁に包丁を出し入れする方に向いています。
2. マグネットタイプ:壁面にマグネットバーを取り付けて包丁を露出収納するタイプです。包丁を壁に貼り付けるように収納するため、キッチン台の作業スペースを広く確保できます。乾燥しやすいのもメリットで、衛生的に保ちやすいでしょう。ただし、壁がマグネットに対応しているかどうかの事前確認が必要です。
3. 引き出し用トレータイプ:引き出しの中にセットして包丁を寝かせて収納するタイプです。包丁が見えず、キッチンをすっきりと見せられます。チャイルドロック付きの引き出しと組み合わせれば、小さなお子さんがいる家庭でも安全性を高められます。
4. 扉裏取付タイプ:シンク下の扉の内側などに取り付けるタイプです。デッドスペースを有効活用でき、比較的収納本数が多いのもポイントです。カバー付きのものもあり、包丁を隠して収納できます。
このように、収納タイプにはそれぞれ特徴や向き不向きがあります。次に、具体的な選び方のポイントを見ていきましょう。
包丁入れの選び方|5つのポイントを押さえよう
包丁入れを選ぶときは、以下の5つのポイントを軸に検討すると、失敗しにくくなります。
設置場所を最初に決める
包丁入れは、設置場所によって選べるタイプが変わります。まずは「どこに収納したいか」を決めましょう。
卓上:調理中にすぐに取り出したい方におすすめです。ただし、キッチン台のスペースを取るため、コンパクトな製品を選ぶ必要があります。
壁面:マグネットタイプが該当します。作業スペースを広く使いたい方に適していますが、賃貸など壁に穴を開けられない場合は選択肢から外れます。
引き出し内:包丁を見せたくない方や、すっきりした見た目を重視する方に向いています。引き出しの奥行きと包丁の刃渡りの長さを必ず確認しましょう。
扉裏:シンク下などのデッドスペースを活用できます。取り付け可能な扉の厚みやスペースを事前に計測することが大切です。
収納したい包丁の本数とサイズを確認する
包丁入れを選ぶ前に、今使っている包丁の本数とサイズを確認しましょう。特に刃渡りの長さは重要です。
一般的な三徳包丁(刃渡り約16〜18cm)であれば、多くの包丁入れに対応しています。しかし、中華包丁のように刃渡りが長く、重量のある包丁は、一般的な包丁入れに入らない場合があります。また、ペティナイフのように短い包丁は、スタンドに差したときに刃先が底に当たってしまうこともあるため、収納可能な刃渡りの範囲を必ずチェックしてください。
素材で選ぶ|お手入れのしやすさとデザインの違い
包丁入れの素材は、主にステンレス、木製、プラスチックの3種類があります。
ステンレス製:錆びにくく、水回りでも使いやすいのが特徴です。包丁の水滴が付いても腐食しにくく、清潔に保ちやすいでしょう。デザインもモダンで、現代的なキッチンに馴染みやすいです。
木製:温かみのある見た目が魅力です。包丁の刃を傷めにくいとも言われていますが、湿気に弱いため、しっかり乾かしてから収納する必要があります。定期的なメンテナンス(オイル塗布など)が求められる製品もあります。
プラスチック製:軽量で価格も手頃なものが多いです。水洗いが可能でお手入れも簡単ですが、耐久性やデザイン性は素材によって異なります。
素材選びは、見た目の好みだけでなく、自分がどれだけ手間をかけられるかも考慮するとよいでしょう。
安全機能の有無をチェックする
特に小さなお子さんがいる家庭では、安全機能は最優先の確認事項です。
チャイルドロック機能:扉裏取付タイプや引き出し用トレータイプの一部には、チャイルドロックが付いた製品があります。包丁を簡単に取り出せないようにする工夫がされているかどうかを確認しましょう。
マグネットタイプの場合は、基本的にチャイルドロック機能はありません。そのため、お子さんの手が届く高さに設置することは避け、どうしても使いたい場合はキッチンの高い位置に取り付けるなどの対策が必要です。
衛生面を考慮する
包丁を清潔に保つためには、収納時の衛生面も重要です。
包丁は使用後、すぐに洗い、水分をしっかり拭き取ってから収納するのが基本です。そのうえで、収納場所の通気性も考慮しましょう。
通気性の良い構造かどうか:包丁に水滴が残っていると、特に鋼(はがね)製の包丁は錆びやすくなります。スタンドタイプでは、包丁を差し込む部分に通気性があるか、あるいは包丁同士が密着しすぎない構造かを確認するとよいでしょう。
お手入れのしやすさ:包丁入れ自体も定期的に洗う必要があります。水洗いできる素材か、分解して洗える構造かをチェックしておくと、長く清潔に使えます。
収納タイプ別|包丁入れのおすすめを紹介
ここからは、タイプ別におすすめの包丁入れを紹介します。価格や仕様は記事公開時点のものであり、変更される場合があります。購入前に各販売ページで最新情報を確認してください。
1. 【卓上スタンド】山崎実業 tower カッティングボード&ナイフスタンド
特徴:スリムなデザインで、カッティングボードと包丁をまとめて収納できるスタンドです。ステンレス製で、水回りでも使いやすいのが特徴です。
メリット:カッティングボードと包丁を同じ場所に収納できるため、調理の動線がスムーズになります。スリムなので、狭いキッチンでも場所を取りません。
デメリット:収納できる包丁の本数が限られています(製品によって2〜3本程度)。また、カッティングボードの厚みによっては入らない場合があるため、サイズ確認が必要です。
向いている人:カッティングボードと包丁をセットで収納したい方、キッチンをすっきりさせたい方。
向いていない人:多くの包丁を一括収納したい方、カッティングボードを別の場所に収納したい方。
注意点:収納可能なカッティングボードのサイズと包丁の本数を事前に確認しましょう。ステンレス製のため、重さも考慮して設置場所を選んでください。
2. 【卓上スタンド】貝印 関孫六 包丁スタンド
特徴:老舗刃物メーカーである貝印が手がける包丁スタンドです。包丁の刃を保護する設計になっており、包丁を傷めにくいのが特徴です。
メリット:包丁メーカーが作っているため、包丁の形状やサイズに合わせた設計がされています。安定感があり、包丁を差し込んでも倒れにくいです。
デメリット:デザインがシンプルな分、インテリア性を重視する方には物足りないかもしれません。
向いている人:包丁の刃を大切にしたい方、信頼できるメーカーの製品を選びたい方。
向いていない人:デザイン性を最優先する方、スタイリッシュなインテリアを好む方。
注意点:収納可能な包丁の本数と刃渡りのサイズを確認してください。中華包丁など大型の包丁は入らない場合があります。
3. 【マグネットタイプ】山崎実業 tower マグネット包丁バー
特徴:壁面に取り付けるマグネットタイプの包丁バーです。スリムなデザインで、包丁を露出収納することでキッチンをおしゃれに演出します。
メリット:キッチン台のスペースを広く使えます。包丁が乾燥しやすく、衛生的です。包丁を取り出す際に一手間かからないため、調理の効率が上がります。
デメリット:壁がマグネットに対応している必要があります(ステンレス壁など)。包丁がむき出しになるため、小さなお子さんがいる家庭では設置場所に細心の注意が必要です。
向いている人:作業スペースを広く確保したい方、インテリア性を重視する方、マグネット対応の壁面がある方。
向いていない人:賃貸で壁に穴を開けられない方(ただしマグネット式のため穴は不要ですが、壁が対応していない場合は使えません)、小さなお子さんがいる家庭。
注意点:取り付け前に壁面がマグネットに対応しているか必ず確認してください。包丁の重さによっては落下のリスクもあるため、強力なマグネットかどうかもチェックポイントです。
4. 【引き出し用】Lec 引き出し用包丁差し
特徴:引き出しの中にセットして使う包丁差しです。スリット状の差し込み口に包丁を寝かせて収納します。
メリット:包丁が見えず、キッチン全体がすっきりします。ホコリを防げるため、衛生的に保ちやすいです。チャイルドロック付きの引き出しと組み合わせれば、安全性も向上します。
デメリット:引き出しの奥行きに依存するため、すべてのキッチンで使えるわけではありません。包丁を取り出すのに少し手間がかかります。
向いている人:キッチンをすっきり見せたい方、小さなお子さんがいる家庭(ロック付き引き出しの場合)。
向いていない人:調理中に素早く包丁を出し入れしたい方、引き出しの奥行きが浅い方。
注意点:包丁の刃渡りと引き出しの奥行きを必ず計測してください。刃先が引き出しの奥に当たらないことを確認しましょう。
5. 【扉裏取付】Lec 扉裏収納 包丁差し
特徴:シンク下の扉の内側などにネジで取り付ける包丁差しです。カバー付きで包丁を隠せるタイプもあります。
メリット:デッドスペースを有効活用できます。収納本数が比較的多く(4〜8本程度)、カバー付きのものは安全性も高いです。
デメリット:ネジ穴を開ける必要があるため、賃貸では導入が難しい場合があります。扉の厚みや構造によって取り付けできないこともあります。
向いている人:収納場所を有効活用したい方、包丁を隠して収納したい方、自宅(持ち家)で工事が可能な方。
向いていない人:賃貸で傷をつけられない方、扉の構造が合わない方。
注意点:取り付け可能な扉の厚みやスペースを事前に計測しましょう。ネジの長さや強度も確認し、しっかり固定できるかどうかをチェックしてください。
包丁入れに関するよくある疑問
Q. 濡れた包丁を入れても大丈夫ですか?
包丁は使用後、すぐに洗い、水分をしっかり拭き取ってから収納するのが基本です。特に鋼製の包丁は錆びやすいため、濡れたまま収納することは避けましょう。通気性の良い包丁入れを選ぶことも、乾燥を促すうえで有効です。
Q. 包丁を持ち歩くときはどうすればいいですか?
包丁を家庭外に持ち出す場合は、専用のケースやブレードガードを使用し、包丁の刃をしっかり覆った状態で運びましょう。
銃刀法では、刃体の長さが6cmを超える刃物を携帯する場合、「正当な理由」があり、かつ「すぐに取り出せない状態」でなくてはならないとされています。例えば、キャンプや料理教室に持参する場合は正当な理由になりますが、包丁をむき出しで持ち歩くことは法律違反となる可能性があります。持ち運びの際には、必ず専用ケースに入れて、リュックやバッグの奥にしまうなど、すぐに取り出せない状態にしてください。
Q. 包丁の刃先はどちらを向けて収納すればいいですか?
包丁を収納するときは、刃先を手前や外側に向けるのではなく、奥や壁側に向けて収納するのが安全です。特にマグネットタイプやスタンドタイプでは、誤って手が触れたときにケガをしないよう、刃先の向きに注意しましょう。
包丁入れを選ぶときの注意点まとめ
包丁入れを選ぶ際は、以下の点を最後にもう一度確認しましょう。
- 設置場所:卓上、壁面、引き出し内、扉裏のどこに収納するか。
- 収納本数とサイズ:今使っている包丁の本数と刃渡りが収納可能か。
- 素材:ステンレス、木製、プラスチックの特徴とお手入れの手間。
- 安全機能:特に小さなお子さんがいる家庭ではチャイルドロックを検討する。
- 衛生面:通気性とお手入れのしやすさ。
包丁は毎日使う道具だからこそ、自分にとって使いやすく、安全に収納できるものを選びたいですね。この記事で紹介したポイントを参考に、あなたのキッチンにぴったりの包丁入れを見つけてください。

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