ドイツに本社を構える老舗キッチンブランド「ツヴィリング・J.A.ヘンケルス」。1731年の設立から約300年にわたり、世界中のプロのシェフや家庭料理愛好家に愛され続けています。
でも、いざ「包丁ヘンケルス」を買おうと思ったとき、シリーズが多すぎてどれを選べばいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ヘンケルスブランドの特徴を改めておさえながら、特におすすめしたい日本製モデルを中心にご紹介します。包丁選びで失敗したくない方、初めてのヘンケルスを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
ヘンケルスとは?ツヴィリングとの関係やブランドの特徴
まずは「ヘンケルス」という名前が指すものについて整理しておきましょう。
ツヴィリング・J.A.ヘンケルスは1731年設立の老舗ブランド
「包丁ヘンケルス」として知られるのは、正式には「Zwilling J.A. Henckels(ツヴィリング・J.A.ヘンケルス)」というブランドです。1731年にドイツの刃物の街・ゾーリンゲンで創業され、以来、高品質な包丁や調理器具を提供し続けています。
ブランドのロゴに描かれた「双子(ツヴィリング)」のマークは、品質の証として世界中で認知されています。日本でも「ヘンケルス」の名前で親しまれていますが、正しくはツヴィリング・J.A.ヘンケルスというブランド名を覚えておくと、購入時に混乱しにくいでしょう。
ドイツ製・日本製・中国製がある
ヘンケルスの包丁は、すべてがドイツで作られているわけではありません。シリーズによって製造国が異なり、ドイツ製、日本製、中国製などがあります。
たとえば、後ほど詳しく紹介する「ロストフライ」シリーズや「ミラノ α」シリーズは日本製です。日本製の包丁は、切れ味やバランスの良さで評価が高く、価格も比較的手頃なモデルがそろっています。
一方、Four Starシリーズに代表されるような伝統的なラインはドイツ製が多く、高品質な鍛造刃物を求める方に支持されています。
このように、同じヘンケルスブランドでも「どこで作られたか」がシリーズごとに違う点は、選ぶうえでの大きなポイントになります。
FRIODUR氷焼入れ処理で耐久性を追求
ヘンケルスが誇る技術のひとつに、「FRIODUR(フリオドゥーア)」と呼ばれる氷焼入れ処理があります。1939年に開発されたこの技術は、刃物を焼き入れた後、極低温で処理することで硬度と耐久性を高めるものです。
この処理により、切れ味が長持ちし、研ぎ直しもしやすくなるため、長く愛用できる包丁を求める方には大きな魅力です。
「ヘンケルス・インターナショナル」には注意
包丁ヘンケルスを調べていると「Henckels International」というシリーズを見かけることがあります。これは、ツヴィリング・J.A.ヘンケルスとは別のシリーズであり、価格帯や品質が異なる場合があります。
あくまで「ツヴィリング・J.A.ヘンケルス」のロゴが入ったモデルを選ぶようにしましょう。購入時には、パッケージや刃元の刻印を確認すると安心です。
包丁ヘンケルスのおすすめシリーズ
ここからは、ヘンケルス包丁の中でも特におすすめしたいシリーズを紹介します。今回は日本製モデルを中心に、価格と品質のバランスが良い2シリーズをピックアップしました。
1. HENCKELS ロストフライ 三徳包丁 – 1,200万本突破のロングセラー
まず最初におすすめしたいのが、「ロストフライ」シリーズの三徳包丁です。
発売以来、累計販売本数が1,200万本を超えるロングセラーで、ヘンケルスの包丁を初めて購入する方に特に人気のモデルです。
特徴とメリット
- 生産国は日本
- 素材は特殊ステンレス刃物鋼
- POM樹脂ハンドルと3リベット構造でしっかりした持ち心地
- 食洗機対応
最大の魅力は、日本製でありながら手頃な価格帯であることです。公式ショップでの価格は3,850円(税別・送料別途の場合あり)と、品質の割にコストパフォーマンスが非常に高いと評価されています。
また、刃渡りは約18cmと、家庭料理のほとんどのシーンで使いやすいサイズ感です。野菜のカットから肉や魚の処理まで、1本で幅広くこなせる万能さがあります。
デメリットと注意点
- 高級な鍛造刃と比べると、素材やデザインがシンプル
- より本格的な包丁を求める方には物足りない場合がある
また、ユーザーレビューでは「使いやすい」「よく切れる」という声が多く見られる一方で、専用の簡易研ぎ器の存在を知らずに購入したという口コミもありました。購入時にメンテナンス方法もあわせて確認しておくと安心です。
こんな人に向いています
- 初めてのヘンケルス包丁を探している
- コストパフォーマンスを重視したい
- 日本製の包丁にこだわりがある
- 毎日の料理で使いやすい1本がほしい
こんな人にはあまり向いていません
- より高級な鍛造刃やデザイン性の高い包丁を求めている
- プロ仕様の切れ味を追求したい
ロストフライシリーズは、価格と品質のバランスを重視する方にとって、非常に有力な選択肢のひとつです。初めての1本としても、買い替えの1本としても検討しやすいモデルといえるでしょう。
2. HENCKELS ミラノ α 3点セット – オールステンレスのスタイリッシュな日本製セット
続いておすすめするのが、「ミラノ α」シリーズの3点セットです。こちらも日本製で、オールステンレスのフルメタルデザインが特徴のシリーズです。
特徴とメリット
- 生産国は日本
- オールステンレス製で衛生的
- セット内容:ペティナイフ(130mm)・シェフナイフ(180mm)・三徳包丁(180mm)
- スタイリッシュなデザイン
1本ではなく、複数の包丁を揃えたい方には、この3点セットがおすすめです。ペティナイフは細かい作業に、シェフナイフは肉や魚の調理に、三徳包丁は野菜全般にと、それぞれの役割を分担できます。
オールステンレス製のため、食材のにおいが移りにくく、お手入れも比較的簡単です。見た目もモダンで、キッチンに置いておくだけでおしゃれな雰囲気を演出してくれます。
Amazonの商品ページでも高い評価を得ており、実際のユーザーからも支持されているシリーズです。
デメリットと注意点
- フルメタル製のため、好みが分かれるデザイン
- セット購入となるため、必要な包丁だけを揃えたい方には不向き
また、価格はセットならではのまとめ買いメリットがありますが、不要な包丁が含まれていると感じる方もいるかもしれません。必要なサイズや種類をあらかじめ考えてから検討するとよいでしょう。
こんな人に向いています
- 衛生面を重視する
- スタイリッシュなデザインのキッチンツールを好む
- 包丁を一式揃えたい
- モダンなインテリアに合う包丁がほしい
こんな人にはあまり向いていません
- 木製ハンドルの包丁が好み
- 特定の包丁だけを購入したい
デザイン性と実用性を両立したミラノ αシリーズは、キッチン全体の雰囲気を考えながら包丁を選びたい方にぴったりです。
ヘンケルスの包丁を選ぶときのポイント
ここまで2つのシリーズを紹介しましたが、結局どれを選べばいいのか迷う方もいるでしょう。最後に、包丁ヘンケルスを選ぶ際に意識したいポイントを整理します。
製造国をチェックする
同じヘンケルスブランドでも、製造国によって品質や価格が異なります。今回紹介したロストフライとミラノ αはどちらも日本製で、初心者から中級者まで幅広く支持されています。
一方、Four StarやProfessional Sといったクラシックシリーズはドイツ製が中心で、より高価格帯になります。自分の予算や使い方に合った製造国のモデルを選びましょう。
用途に合わせて刃渡りを選ぶ
包丁の使いやすさは、刃渡りに大きく影響されます。一般的な家庭料理では、18cm前後の三徳包丁が最も使いやすいとされています。
今回紹介したロストフライの三徳包丁は約18cmで、まさに万能サイズです。ミラノ αのセットにも同サイズの三徳包丁が含まれています。
料理の頻度や得意なジャンルに合わせて、サイズを選ぶとよいでしょう。
デザインや持ち手の素材も判断材料に
包丁は毎日使う道具だからこそ、見た目や持ち心地も重要な判断材料です。
ロストフライはPOM樹脂ハンドルで、ミラノ αはオールステンレス製と、それぞれ異なる素材感があります。実際に手に取って試せるお店があれば、握り心地を確認してから購入するのが理想です。
食洗機対応かどうかも確認
食洗機を使う方なら、対応可否も確認しておきたいポイントです。ロストフライは食洗機対応ですが、すべてのシリーズが対応しているわけではありません。
購入前にパッケージや公式サイトで確認する習慣をつけておくと、後悔が少なくなります。
まとめ
包丁ヘンケルス(ツヴィリング・J.A.ヘンケルス)は、約300年の歴史を持つドイツの老舗ブランドです。
シリーズによって製造国や価格帯、デザインが異なるため、「自分に合った1本」を見つけるには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
今回紹介したおすすめモデルをあらためてまとめると、以下のようになります。
| シリーズ名 | 製造国 | 価格帯 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| ロストフライ 三徳包丁 | 日本 | 手頃(約3,850円) | ロングセラー・コスパ抜群 | 初めてのヘンケルス・コスト重視 |
| ミラノ α 3点セット | 日本 | セット価格 | オールステンレス・デザイン性が高い | 一式揃えたい・衛生面重視 |
包丁選びは、料理の楽しさや毎日の使い心地に直結する大切な選択です。
今回の記事が、あなたにぴったりの「包丁ヘンケルス」を見つけるための判断材料になれば幸いです。
購入前には、ぜひ公式サイトや各販売ページで最新の価格や在庫情報を確認してみてください。あなたのキッチンに、長く愛せる1本が届きますように。

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