料理のたびに「もっとスパッと切れたら」「トマトがつぶれずに切れたら」と思うこと、ありますよね。

毎日のことだからこそ、切れ味のいい包丁は料理の楽しさを変えてくれます。

とはいえ、「良さそうな包丁はたくさんあるし、ヘンケルスって結局どうなの?」「ツヴィリングと何が違うの?」と迷っている方も多いはず。

この記事では、ドイツ生まれの老舗ブランド「ヘンケルス」の包丁にスポットを当て、選び方からお手入れまでを深掘りしてご紹介します。

なぜヘンケルスは選ばれるのか

まず、「ヘンケルスって名前は聞くけど、結局どういうブランドなの?」という疑問にお答えしますね。

ヘンケルスは、世界的に有名な刃物ブランド「ツヴィリング」のセカンドラインです。1731年から続くドイツ・ゾーリンゲンの伝統と技術をベースにしつつ、「家庭で気軽に使える、高品質でコスパの良い包丁」を目指して作られています。

つまり、ヘンケルスの最大の魅力は「本格的な切れ味と耐久性を、手の届きやすい価格で楽しめること」。初めての本格包丁としても、買い足しのサブ包丁としても、非常にバランスが取れた選択肢なんです。

「ZWILLING」と「ヘンケルス」の違い

よく「ツヴィリングと何が違うの?」と聞かれます。ここをスッキリさせておきましょう。

  • ツヴィリング: 最上位ブランド。特殊鋼の採用や、より手間をかけた製法(フリオデュアという氷点下での特殊硬化処理など)で、プロも認める極上の切れ味と耐久性を実現。価格もそれなりです。
  • ヘンケルス: ツヴィリングで培った技術を応用し、大量生産向けに効率化。ムダを省くことで、品質の高さはそのままに、圧倒的に手頃な価格を実現しています。

「毎日気兼ねなく使える、良いものを」という方には、ヘンケルスがぴったりです。

あなたにぴったりのモデルを見つけよう

ヘンケルスにはいくつかのシリーズがあります。「結局どれがいいの?」という方のために、それぞれの個性を順番に見ていきましょう。

日本の技術が光る「ツヴィリング ヘンケルス ZWILLING Pro」

「切れ味は絶対に譲れない」という方にまずおすすめしたいのが、日本生まれのこのシリーズです。

刃の背が薄く作られており、食材にスッと吸い込まれるような鋭い切れ味が特徴。刃渡りが長く、ゆるやかなカーブを描く形状は、食材を押し切るのも、引いて切るのも自由自在です。

ボルスター(刃と柄のつなぎ目)が短いのもポイントで、将来、砥石で最後まで研ぎやすいよう設計されています。「本格的な切れ味を、とことん長く楽しみたい」という方に。

  • こんな人におすすめ: 包丁にある程度慣れていて、ワンランク上の切れ味を求めている方
  • 主なラインナップ: 牛刀200mm、三徳180mmなど

コスパで選ぶなら「ヘンケルス インターナショナル Fine Dine」

こちらは新潟県燕三条で作られています。モダンでスタイリッシュな見た目と、手に吸い付くような握り心地の良さが魅力です。

刃の中心部には硬い鋼を使い、外側を柔らかいステンレスで挟んだ複合材を採用。これにより、「硬い鋼の鋭い切れ味」と「ステンレスの錆びにくさ・研ぎやすさ」を両立しています。

「デザインも使い心地も、どちらも妥協したくない」という普段使いの包丁に最適な一本です。

  • こんな人におすすめ: 毎日の料理を快適にしたい方、デザインも重視したい方
  • 主なラインナップ: 牛刀180mm、三徳170mm、ペティ130mmなど

プロの現場から生まれた「ヘンケルス インターナショナル グランド プリ」

スペインで作られるこのシリーズは、特定の作業に特化したプロユースのモデルが豊富です。

最大の特徴は、刃渡り全体がまな板にフラットに着く設計。これにより、魚の皮を引いたり、ニンニクをつぶしたりする時に、ムラなく力が伝わります。

特にパン切り包丁や冷凍包丁は評価が高く、「パンくずが出にくい」「冷凍肉もスパッと切れる」とリピーターも多いんですよ。

  • こんな人におすすめ: 特定用途のサブ包丁が欲しい方、製菓やパン作りが好きな方
  • 主なラインナップ: パン切り200mm、冷凍包丁、魚用フィレナイフなど

初めての一本に「ヘンケルス インターナショナル Silvercap」

「まずは気軽に、良い包丁を使ってみたい」という方には、このエントリーモデルがうってつけです。

刃からハンドルまで一体成型されたステンレス製で、つなぎ目がなく非常に衛生的。食洗機対応モデルもあり、お手入れの手軽さはピカイチです。買いやすい価格なので、ちょっとした下ごしらえ用のペティナイフとして追加するのもおすすめです。

  • こんな人におすすめ: 料理初心者の方、とにかく手入れを楽にしたい方、セカンド包丁として
  • 主なラインナップ: 三徳165mm、牛刀180mm、ペティ120mmなど

切れ味を保つ、正しいお手入れ方法

せっかく良い包丁を手に入れたら、その切れ味を長く保ちたいですよね。毎日のちょっとした心がけが、包丁の寿命を大きく左右します。

基本は手洗い&すぐに拭き上げ

「面倒だな」と思うかもしれませんが、長く使うための一番のコツです。
食材の塩分や酸でサビの原因になるため、使った後はすぐに中性洗剤で優しく手洗いします。食洗機対応モデル以外は、高温や洗剤の噴射で刃が傷む可能性があるので避けましょう。洗い終わったら、水滴が残らないよう柔らかい布でしっかり拭き上げてください。

切れ味が落ちてきたら「シャープナー」か「砥石」

「最近、トマトの皮がうまく切れないな」と感じたら、研ぎ時のサインです。

  • 手軽に済ませたいならシャープナー: ツヴィリング ヘンケルス シャープナーは、決まった角度で研げるので初心者でも失敗しにくいです。こまめに数回スライドさせるだけで、日常的な切れ味を取り戻せます。
  • 本格的に研ぎたいなら砥石: 少し練習は必要ですが、包丁本来の切れ味を引き出したいなら砥石がおすすめです。まずは中砥石(#1000番程度)で刃の形を整え、仕上げ砥石(#3000~#6000番程度)で滑らかにすると、購入時の感動がよみがえります。

まとめ

「ヘンケルス包丁」は、伝統的なドイツの品質をベースに、日常の使いやすさを追求した、非常にバランスの良いブランドです。

  • 切れ味重視なら、日本生まれの「ZWILLING Pro
  • デザインと総合力なら、燕三条の「Fine Dine
  • 便利なサブ包丁なら「グランド プリ
  • 気軽な入門用には「Silvercap

このように、自分の料理スタイルや「どんなストレスを解消したいか」に合わせて選べるのが、ヘンケルスの一番の魅力ではないでしょうか。

「これだ」と思う一本が見つかれば、日々の料理がもっと楽しく、自由になるはずです。ぜひ、相棒になる包丁を手に取ってみてくださいね。

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