「卵焼きって、やっぱり卵焼き器がないと上手に作れないのかな?」
そんなふうに思っていませんか? 実は、ちょっとしたコツさえつかめば、普段使っている丸いフライパンでもふっくらきれいな卵焼きが作れるんです。
この記事では、フライパンで卵焼きを上手に焼く方法から、失敗しないためのポイント、そしてもし買うならどんな卵焼き器がいいのかまで、わかりやすくお伝えしていきますね。
フライパン卵焼きがうまくいかない原因を知ろう
まずは、なぜフライパンだとうまくいかないのか、その理由から見ていきましょう。原因がわかれば対策も立てやすくなります。
形が決まらずボロボロになってしまう
フライパンは丸いので、四角い卵焼きを作ろうとすると端の部分が薄く広がってしまいます。薄い部分が破れたり、巻くときにうまくまとまらなかったりするのは、このせいなんです。
フライパンにくっついて焦げてしまう
卵はくっつきやすい食材。フライパンの表面加工が傷んでいたり、油のなじませ方が足りなかったりすると、あっという間にくっついて焦げてしまいます。
火加減がわからず固くなってしまう
卵焼きは強火で一気に焼くと水分が飛んでパサパサに。弱火すぎると今度はうまく火が通らず、巻くときにダマになりやすいんです。
原因がわかったところで、さっそく上手に作るコツを見ていきましょう。
フライパンで美しい卵焼きを作る3つの基本テクニック
実はこれさえ押さえれば大丈夫、というポイントを3つに絞りました。どれも今日からすぐに試せるものばかりです。
小さめのフライパンを選ぶ
料理研究家の方々が口をそろえて言うのが「フライパンはできるだけ小さなものを」ということ。卵2~3個なら、直径20cm前後の小さめサイズがベストです。
フライパンが小さいほど卵液に厚みが出て、巻くときに破れにくくなります。一人分の卵焼きなら、15cmくらいのミニフライパンでも十分ですよ。
もし今使っているフライパンが大きすぎるなら、卵の量を増やすか、後ほど紹介するシリコンフレームを活用するのも手です。
菜箸ではなくゴムベラを使う
これ、ちょっと意外かもしれませんが、卵焼き作りの最大のコツかもしれません。菜箸よりもゴムベラのほうが断然巻きやすいんです。
理由はシンプル。ゴムベラは面が広いので、卵を下からすくい上げるように巻けます。破れそうなときも、ベラの面でそっと支えながら成形できるので、失敗がグッと減りますよ。
シリコン製の耐熱ベラなら、コーティング加工のフライパンを傷つける心配もありません。ひとつ持っておくと、炒め物からお菓子作りまで幅広く使えるのでおすすめです。
予熱と油返しをしっかり行う
卵焼きがくっつく原因の多くは、実は火加減ではなく「準備不足」にあります。
まずフライパンを中火でしっかり温めてから、油を入れて全体に行き渡らせてください。ここで重要なのが「油返し」。フライパン全体に油がなじんだら、いったん余分な油を戻してから卵液を入れます。
油の量はほんの少しで大丈夫。キッチンペーパーで薄くのばすぐらいがちょうどいいです。これだけでくっつきにくさが劇的に変わりますよ。
フライパン卵焼きの失敗しない巻き方ステップ
さて、いよいよ実践です。フライパンを使った卵焼きの巻き方には、大きく分けて2つの方法があります。ご自分のやりやすいほうを試してみてください。
両端を折りたたむ方法
これは一番オーソドックスなやり方です。
卵液を流し入れたら、半熟になってきたタイミングでフライパンの両端を内側に折りたたみます。すると丸いフライパンの中に長方形のゾーンができますよね。あとはその長方形を奥から手前に巻いていくだけ。
最初のひと巻きさえうまくいけば、あとは卵液を継ぎ足しながら同じ作業を繰り返すだけ。慣れれば1分ほどでふっくら卵焼きの完成です。
スクランブル成形法
「巻くのがどうしても苦手…」という方にはこの方法がおすすめです。
卵液を入れたら、菜箸でぐるぐるとかき混ぜて半熟のスクランブルエッグ状にします。それをフライパンの中央に寄せて、ゴムベラで長方形に整えるだけ。
巻くというより「まとめる」感覚なので、破れる心配がありません。火が通りすぎる前に手早くまとめるのが、ふっくら仕上げるポイントです。
くっつき・焦げを防ぐための日々のケア
毎回うまく焼けても、フライパンの状態が悪ければ長続きしません。ちょっとした日々のケアで、卵焼きの成功率はぐんと上がります。
フライパンのコーティングを長持ちさせる使い方
焦げ付きにくいフライパンでも、使い方次第でコーティングは劣化します。特に気をつけたいのが「空だき」と「急冷」です。
予熱するときは必ず油を引いてから。調理後はフライパンが冷めてから洗うようにしましょう。洗うときも、金属たわしやクレンザーは厳禁です。やわらかいスポンジと中性洗剤でやさしく洗ってください。
焦げ付きが気になるときの対処法
もしコーティングが傷んで卵がくっつくようになってきたら、塩を使ったお手入れを試してみてください。
フライパンに塩を入れて弱火で乾煎りし、塩が茶色くなってきたら火を止めて冷まし、ペーパータオルでふき取るだけ。表面の汚れやにおいが取れて、くっつきが改善することがあります。
ただし、これはあくまで応急処置。フッ素樹脂加工のフライパンの場合は注意が必要ですし、あまり傷みがひどいときは買い替えのタイミングかもしれません。
すぐに使える便利アイテム「シリコンフレーム」
「コツはわかったけど、やっぱり四角い形に仕上げるのが面倒…」そんな方にぴったりのアイテムがあります。それがシリコンフレームです。
フライパンにセットして卵液を流し込むだけで、枠が四角い形を作ってくれます。あとは普通に焼いて巻くだけ。これひとつあれば、どんなフライパンでも卵焼き器のように使えます。
折りたためて収納にも困らないので、卵焼き器を持つほどではないけどたまにきれいな卵焼きを作りたい、という方にはぴったりのアイテムです。ネットショップや100円ショップでも手に入りますよ。
卵焼き器を買うならどれがいい?素材別おすすめガイド
「やっぱり卵焼き器がほしくなった!」という方のために、素材別の特徴を簡単にまとめておきますね。
初心者さんにはアルミ製(フッ素樹脂加工)
一番手軽で失敗が少ないのがこれ。軽くて熱伝導がよく、なにより焦げ付きにくいのが魅力です。お手入れもラクなので、毎日のお弁当作りにもぴったり。
お手頃な価格のものが多く、ホームセンターやネットで気軽に買えるのも嬉しいポイントです。
本格志向なら鉄製や銅製
熱伝導に優れ、ふっくらとした仕上がりになるのが鉄や銅の卵焼き器です。特に銅製はプロの料理人も使うほど。
ただし、使う前の「油ならし」や、使ったあとの手入れが必要です。ちょっと手間はかかりますが、長く使える相棒になってくれます。料理好きの方へのプレゼントにも喜ばれますよ。
フライパン卵焼きをもっと美味しくするアレンジとコツ
基本ができたら、ちょっとしたアレンジでバリエーションを楽しみましょう。
甘い卵焼きにするなら、卵2個に対して砂糖小さじ1、みりん小さじ1が基本の割合。だし巻き風にするなら、白だしを小さじ1加えるだけでぐっと和風の味わいになります。
中に入れる具材も自由自在。チーズやハム、のり、明太子など、冷蔵庫にあるものでアレンジしてみてください。巻く前に具材を均等に散らしておくと、切ったときにきれいな断面になりますよ。
まとめ:フライパン卵焼きはコツと道具で誰でも上手になれる
いかがでしたか? フライパンでの卵焼きは、小さめのフライパン、ゴムベラ、しっかりした予熱と油返し。この3つを意識するだけで、見違えるように上手になります。
卵焼き器がなくても、ちょっとした工夫とコツでふっくらきれいな卵焼きは作れます。まずは気軽に、いつものフライパンで試してみてくださいね。失敗も経験のうち。何度か作るうちに、きっとあなただけのベストなやり方が見つかりますよ。
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