「ピザが食べたいけど、オーブンを使うのはめんどくさいなあ」
「わざわざデリバリーを頼むほどでもないし…」
そんなこと、ありませんか?
実は、家にあるフライパンひとつで、想像以上に本格的なピザが焼けちゃうんです。しかも、オーブンには出せない「カリッとモチモチ」の絶妙な食感に仕上がります。
今回はいわゆる「youtubeのショート動画で見たけど、実際やるとベチャベチャになった…」という方のために、失敗しないコツを全部お伝えしますね。
なぜフライパンでピザが焼けるのか?そのメリット
そもそも、なぜフライパンでピザが作れるのでしょうか。
最大の秘密は「蓋」にあります。蓋をして蒸し焼きにすることで、フライパン内部に対流熱が生まれ、まるで小さな石窯のような状態を作り出せるんです。
オーブンにはない3つの利点
まず、圧倒的な時短。オーブンを予熱する待ち時間だけで、フライパンピザは焼き上がります。
次に電気代の節約。大きなオーブンを高温で回すよりはるかに経済的です。
そして何より、洗い物がラク。フライパンひとつとボウルだけで完結する手軽さは、忙しい平日の夜や週末のブランチにぴったりです。
フライパンピザがベチャッとしないための最重要ポイント
さて、ここからが本題です。フライパンピザに挑戦して「なんか蒸しパンみたいになった…」という失敗、実はたった一つのコツで解決できます。
極弱火が命。焦らずじっくりが鉄則
一番多い失敗原因は「火力が強すぎること」です。
強火で焼くと、表面だけが焦げて中は生焼け。そして慌ててひっくり返すと、トッピングが散らばって大惨事に。
正解は、終始「極弱火」でじっくり火を通すこと。ガスコンロの一番小さな火、もしくはそれよりやや小さいくらいで大丈夫です。
目安は、生地を入れてから表面にプツプツと小さな泡が出てくるまで3〜5分。そのあとひっくり返してトッピングし、さらに蓋をして3〜5分蒸し焼きにします。
仕上げの10秒が運命の分かれ道
チーズが溶けて、全体に火が通ったなと思ったら、最後の仕上げです。
蓋を取り、ここで強火に10秒。
この一瞬の高温で、底の水分が一気に飛んで「カリッ」とした食感が生まれます。本当に一瞬でいいので、絶対に目を離さないでくださいね。
生地は2つの方法から選べます
ピザ作りで悩むのが「生地どうしよう…」問題ですよね。時間があるかどうかで選んでください。
イースト発酵生地の作り方(本格派)
休日や時間に余裕があるときは、こちらの発酵生地がおすすめ。冷めてもモチモチで、まるで専門店の味わいになります。
材料は、強力粉200g、砂糖大さじ1、ドライイースト小さじ1、塩ひとつまみ、ぬるま湯120cc、オリーブオイル小さじ2です。
すべてをボウルに入れてよく混ぜ、ひとまとまりになったら台の上で10分ほどしっかり捏ねます。生地がなめらかになって、表面にツヤが出てきたらOK。
ラップをかけて、夏なら50分、冬なら60分ほど。生地が2倍に膨らむまで待ちます。
「でも1時間も待てないよ」というあなたに、時短ワザをひとつ。
電子レンジの200Wで30秒だけ加熱してから発酵させると、なんと30分ほどでふっくら膨らみます。人肌くらいのぬくもりがイーストの活動を助けてくれるんですね。
ベーキングパウダー生地の作り方(時短派)
思い立ったらすぐ食べたい!そんなときは、発酵いらずのベーキングパウダー生地が救世主です。
薄力粉200g、ベーキングパウダー小さじ1/2、砂糖小さじ1/2、サラダ油大さじ1/2、ぬるま湯100ccを合わせて、耳たぶくらいの柔らかさになるまで捏ねるだけ。寝かせる必要もないので、準備から焼き上がりまで25分あれば完成します。
食感はイースト生地より軽めで、どちらかというとクリスピータイプ。これもまた美味しいんです。
配合で変わる、あなた好みの食感
実は、強力粉と薄力粉の配合比率で、食感は思いのままに変えられます。
モチモチ感を強くしたいなら強力粉の割合を多めに。カリカリのクリスピー感を楽しみたいなら薄力粉を多めに。最初は半々で試して、好みを見つけてみてください。
あなたのフライパンに合った焼き方があります
持っているフライパンによって、ちょっとしたコツが変わってきます。
テフロン加工のフライパン
一番手軽で初心者向き。オリーブオイルをごく薄くひいて、あとは通常の手順で焼くだけです。焦げ付きにくいのでストレスフリー。ただし、テフロンは高温に弱いため、仕上げの強火10秒は少し短めに調整してください。
鉄のフライパン
熱伝導がいいので、短時間でパリッと仕上がります。ただし油ならしが不十分だとくっついて大惨事に。生地を入れる前に、煙が立つくらいまでしっかり熱してからオイルをひき、一度ぬれ布巾でジュッと冷ましてから再度弱火にかけると、驚くほどくっつきません。
鉄フライパン派の方にはリバーライト 極 フライパンのような熱伝導に優れた製品が使いやすいですよ。
鋳鉄スキレット
蓄熱性が高く、遠赤外線効果で石窯のような焼き上がりが期待できます。予熱に少し時間がかかりますが、その分冷めにくく、最後の一切れまでアツアツ。蓋付きのスキレットならバーミキュラ フライパンのような製品が理想的です。
ソースとトッピングは冷蔵庫にあるものでOK
わざわざピザソースを買わなくても大丈夫。家にある調味料で、驚くほど本格的な味が作れます。
即席!黄金比の簡単ピザソース
ケチャップ大さじ4、マヨネーズ小さじ2、醤油小さじ2、おろしにんにくチューブ小さじ1。これを混ぜるだけ。
「え、マヨネーズと醤油?」と思われるかもしれませんが、この組み合わせがコクと旨味の秘密です。子供さんがいる家庭なら、にんにく抜きでも十分美味しいですよ。
フライパン調理におすすめの具材
オーブンと違って熱源が下からのみなので、生野菜をどっさりのせると水っぽくなる原因に。具材は基本的に事前に炒めてからトッピングするのがコツです。
鉄板なのは、薄切りの玉ねぎ、ピーマン、ベーコン、スライスマッシュルーム、ツナ、コーン。全部火が通りやすい具材ばかりなので、そのままのせても大丈夫。
ちょっと変わり種なら、焼き鳥をほぐしてマヨネーズをかけた「焼き鳥マヨピザ」や、カレーの残りをソース代わりにした「カレーピザ」も絶品です。
余った生地の保存方法
生地を多めに作ってしまったら、ぜひ冷凍保存を。
丸く伸ばして片面だけ先に焼き、粗熱が取れたらラップで包んで冷凍庫へ。食べたいときに自然解凍して、焼いていない面にソースと具材をのせて焼くだけで、いつでも焼きたてが楽しめます。
我が家では週末にまとめて仕込んで、平日のランチに大活躍です。
フライパンひとつで広がるピザの世界
いかがでしたか?
オーブンがなくても、特別な道具がなくても、フライパンでピザはこんなに美味しく焼けるんです。
最初は極弱火の見極めに少しドキドキするかもしれません。でも一度コツをつかめば、もうピザのために外食する必要はないかも。
今日はイースト発酵で本格的に?それともベーキングパウダーで時短?あなたの気分とスケジュールに合わせて、ぜひフライパンピザ、試してみてくださいね。

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