「今年こそ、家でサンマを美味しく焼きたい」
そう思ってはいるものの、魚焼きグリルは掃除が面倒だし、煙が出るし、何より上手に焼ける自信がない。
そんなあなたにこそ試してほしいのが、フライパンで焼くサンマの塩焼きです。
「え、フライパンでサンマ? 皮がくっついてボロボロになるんじゃ…」
いえいえ、ちょっとしたコツさえ掴めば、フライパンでも驚くほどパリッとふっくら焼き上がるんです。グリルより煙が少なくて、後片付けもラク。この記事を読み終える頃には、今夜にでもサンマを焼きたくなっているはずですよ。
フライパンでサンマを焼くメリットと、あの悩みを解決する方法
まず、どうしてわざわざフライパンなのか。理由はシンプルです。
グリルを使わない最大のメリットは 「煙と臭いの少なさ」と「後片付けの簡単さ」。特に賃貸住宅でグリルの掃除が億劫だったり、換気扇を回しても部屋に匂いが残るのが嫌だったりする方には、フライパン調理はまさに救世主です。
でも「フライパンで焼くと皮がくっついて身がボロボロになる」という悩み、ありますよね。この問題を解決する鍵は、次の3つ。
- 焼く前の下処理を丁寧にやること
- フライパン用ホイルやクッキングシートを正しく使うこと
- 火加減と焼き時間を守ること
この3つさえ押さえれば、もう失敗しません。次から詳しく見ていきましょう。
失敗しない!フライパンで焼くサンマの下準備
美味しいサンマの選び方
美味しい塩焼きに仕上げるには、まずお店で良いサンマを選ぶことが大事。ポイントは3つ。
- 目が透明でキラキラしている:濁った目のものは鮮度が落ちています
- 口先が尖っていて、下あごが黄色い:これが新鮮な証拠
- 頭から背中にかけて盛り上がっている:この盛り上がりは脂が乗っている印。「クビレサンマ」と呼ばれる上物です
スーパーでサンマを手に取ったら、ぜひこの3つをチェックしてみてください。選ぶ段階から、塩焼きの出来は決まっているんです。
臭みを取る下処理のコツ
サンマの臭みが苦手な方、多いですよね。でも大丈夫。塩を振るタイミングを変えるだけで驚くほど臭みが減ります。
焼く10〜15分前に両面に塩を振ってください。すると浸透圧の働きで、表面に水分と一緒に臭みの成分が浮き出てきます。それをキッチンペーパーで優しく拭き取りましょう。
もうひと手間かけるなら、塩水(水200mlに対して塩小さじ1程度)でサッと洗ってから水気を拭くのも効果的。表面の汚れやぬめりが取れて、臭みがぐっと抑えられます。
皮をパリッとさせる裏技
ここでひとつ、あまり知られていない裏技を。
下処理を終えたサンマの表面に、薄く小麦粉をまぶすんです。塩で水分を拭いた後、茶こしなどで全体にほんのり白くなる程度でOK。これだけで表面はパリッと、身は水分を閉じ込めてふっくらジューシーに仕上がります。皮のくっつき防止にもなるので、一石三鳥ですよ。
フライパンでサンマをパリふわに焼くテクニック
フライパン用ホイルとクッキングシート、どっちが正解?
結論から言うと、初心者さんには「フライパン用ホイル」が断然おすすめです。
[amazon_link product=”旭化成 クックパー フライパン用ホイル”]
シリコン加工が施されていて、魚の皮がまずくっつきません。煙も出にくく、焼き終わったらホイルを捨てるだけでフライパンはほとんど汚れず、後片付けが驚くほどラク。
一方、クッキングシートは家庭に常備されていることが多いですが、耐熱温度を超えると燃える危険性があること、そして脂でサンマの皮がシートにくっついてしまうケースがあることを覚えておいてください。どうしてもクッキングシートを使う場合は、必ず少量の油をひいてからサンマを置きましょう。
焼き方の基本と火加減の正解
準備が整ったら、いよいよ焼いていきます。ここが一番の肝です。
- 火加減は中火〜弱火でじっくりが鉄則。強火は厳禁。表面だけ焦げて中が生焼けの悲劇を招きます
- フライパンにホイルを敷き、サンマを並べます。このとき身の厚い背中側をフライパンの縁に向けて置くのがポイント。縁の熱で中までしっかり火が通ります
- 片面7〜8分ずつが目安。フタをするか、フタがなければアルミホイルをかぶせて蒸し焼きにしてください
- 裏返したあと、酒大さじ1をまわし入れて蒸し焼きにすると、水分を閉じ込めてふっくら仕上がります
- 焼き上がり直前に、フライパンにたまったサンマの脂をスプーンですくって身にかけると、香ばしさと照りがグンとアップ
サンマの内臓(ワタ)は、新鮮なものならぜひ取らずにそのまま焼いてください。独特のほろ苦さと旨味は、塩焼きの最大の魅力です。もしワタが苦手な方は、斜めに包丁を入れて取り除けば大丈夫。斜めに切ることで、焼いているときに内臓が流れ出るのを防げます。
サンマをもっと美味しくする調理アイテム
ここからは、サンマの塩焼きライフをさらに快適にしてくれるアイテムをこっそりご紹介します。
魚焼き特化の便利調理器具
「フライパンで焼くのもいいけど、もっとラクしたい」
そんな方には、魚焼き専用の調理器具という選択肢もあります。
[amazon_link product=”アイリスオーヤマ マルチロースター EMT-1103″]
このマルチロースターなら、最大4尾のサンマを同時に両面焼きできます。フライパンで1尾ずつ焼く手間もなく、忙しい日の夕食にも頼もしい存在です。
下処理がラクになる脱水利活用シート
「臭みは取れるけど、塩を振って拭いて…がちょっと面倒」
そう感じたら、脱水シートを使ってみてください。
[amazon_link product=”オカモト 浸透圧脱水シート ピチット”]
サンマをシートで包んでしばらく待つだけで、水分と一緒に臭み成分も吸い取ってくれます。塩を振る手間すら省けますし、何より魚の旨味をぎゅっと凝縮してくれるんです。
焼き上がりを美しく保つ調理トング
フライパンの中でサンマをひっくり返すとき、菜箸だと身が崩れてしまうことがありますよね。そんな悩みには、先が広くて滑りにくいトングがおすすめ。
[amazon_link product=”レイエ ソースもすくえるガッシリトング”]
これがあれば、サンマをそっと支えながら裏返せて、皮も身も崩れません。焼き上がりの美しさが段違いですよ。
熱効率を重視するなら鉄フライパン
「もっと本格的に、パリッと焼きたい」
フライパンそのものを見直すのも手です。熱効率が良く、均一に熱が入るフライパンなら、家庭でもお店のような焼き上がりが目指せます。
[amazon_link product=”フジノス フジIHフライパンDXシリーズ”]
蓄熱性が高いフライパンは、サンマの皮目にしっかり熱が入り、パリッと香ばしく仕上がります。もし今使っているフライパンで何度もくっついてしまうなら、買い替えも検討してみてください。
科学で納得!サンマの塩焼きが美味しくなる理由
ここまで色々なコツをお伝えしてきましたが、「なぜそうすると美味しくなるのか」がわかると、もっと料理が楽しくなりますよ。
例えば、焼く前に塩を振って水分を拭くのは、浸透圧の原理。塩がサンマの表面にある余分な水分と臭み成分を引き出してくれるんです。
また、小麦粉をまぶすのには2つの役割があります。1つは表面をコーティングして水分の蒸発を防ぎ、身をふっくら保つこと。もう1つは、サンマの脂を含んで香ばしく焼け、パリッとした食感を生むことです。
こうした小さな「なぜ」を知っておくと、他の魚を焼くときにも応用が利きますよ。
まとめ:フライパンでサンマの塩焼きはもっと自由で楽しい
いかがでしたか?
フライパンで焼くサンマの塩焼きは、グリルよりも準備も後片付けもラクで、コツさえ覚えれば味も負けていません。
最後に、今日のポイントをさっとおさらいしましょう。
- 新鮮な「クビレサンマ」を選ぶこと
- 焼く10〜15分前に塩を振り、出てきた水分を拭き取ること
- 表面に薄く小麦粉をまぶしてパリふわ食感に
- フライパン用ホイルを使って中火〜弱火で片面7〜8分ずつ
- 仕上げにサンマの脂を回しかけて香ばしさアップ
今夜のおかずに、ぜひフライパンでサンマの塩焼きを試してみてください。パリッと香ばしい皮と、ふっくらジューシーな身が、きっといつもの食卓をちょっと特別にしてくれますから。

コメント