包丁選びって、実際に手に取ってみないと分からない部分も多くて迷いますよね。特に関孫六(せきまごろく)の出刃包丁は、シリーズがたくさんあって「どれを選べばいいんだろう」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、関孫六の出刃包丁をシリーズごとに比較しながら、素材の違いやそれぞれに向いている人をわかりやすく解説していきます。最新の「松寿本鋼」シリーズも含めて、あなたにぴったりの一本を見つけるお手伝いをしますね。
関孫六の出刃包丁シリーズを選ぶ前に知っておきたいこと
関孫六は、貝印株式会社が展開する包丁ブランドです。刃物の聖地・岐阜県関市に由来する伝統的な技術と、現代のニーズに合わせた機能性を両立させた製品を数多く生み出しています。
出刃包丁は、主に魚を捌くための和包丁です。頭を落としたり、三枚におろしたり、骨を切ったりと、魚料理には欠かせない道具ですね。関孫六の出刃包丁は、初心者からプロまで幅広いユーザーに向けて、さまざまなシリーズが用意されています。
選ぶときにまず押さえておきたいのが、「鋼(はがね)製かステンレス製か」という素材の違いです。
- 鋼製(ハガネ複合材):炭素鋼を使った伝統的な包丁。切れ味が非常に鋭く、研ぎ直しもしやすい反面、サビやすいので手入れが必須です。
- ステンレス製:サビに強く、お手入れが簡単。初心者や忙しい方にぴったりですが、鋼製ほどの研ぎ味は期待できません。
この基本を踏まえたうえで、各シリーズの特徴を見ていきましょう。
関孫六の出刃包丁シリーズを徹底比較
それでは、関孫六の主な出刃包丁シリーズを紹介していきます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較しながら、あなたに合った一本を見つけてくださいね。
1. 関孫六 松寿本鋼 出刃
2026年5月に発売されたばかりの最新シリーズです。伝統的な鋼の和包丁を、より多くの人に使いやすい形で提供することを目指して開発されました。
特徴
- ハガネ複合材を使用した本格的な鋼包丁
- 湿式平前刃付けと裏スキ加工により、鋭い切れ味を実現
- 日本製で、伝統工法を継承
メリット
- 本格的な切れ味を楽しめる
- 研ぎ直しが容易で、長く愛用できる
- 新シリーズならではの新鮮な魅力がある
デメリット
- 鋼製のため、こまめな手入れが必要
- 使用後は必ず水分を拭き取り、乾燥させて保管する必要がある
向いている人
- 本格的な和包丁の切れ味を体験したい方
- 包丁の手入れを惜しまない方
- 伝統工芸品に価値を感じる方
向いていない人
- 手入れの手間をかけたくない方
- 予算を抑えたい方
価格(参考)
- 出刃150mm:16,500円(税込)
- 出刃180mm:22,000円(税込)
最新シリーズならではの完成度の高さが魅力です。本格的な鋼包丁の世界に足を踏み入れるには、ちょうどいい入り口になる一択だと思います。
2. 関孫六 金寿本鋼 和包丁 出刃
伝統の鍛造製法による本格派シリーズです。関孫六の中でも特に高い評価を得ているモデルのひとつで、包丁愛好家からの支持も厚いです。
特徴
- ハガネ複合材を使用した鍛造製法
- 耐久性と耐水性に優れた本水牛の口金を採用
- 手になじむ天然木の柄
メリット
- 非常に高い切れ味と研ぎやすさ
- 高級感のあるデザインと質感
- 長年使い込むほどに味わいが増す
デメリット
- サビやすいため、手入れが必須
- 高価格帯で、初心者にはややハードルが高い
向いている人
- 包丁の切れ味と手入れを楽しむ上級者
- 伝統的な和包丁にこだわりを持つ方
- 一生ものの道具を探している方
向いていない人
- 包丁初心者
- 手入れが面倒な方
- 予算を抑えたい方
スペック・価格
- サイズ:約62×324×23mm
- 刃渡り:約180mm
- 重量:約356g
- 材質:刃体:ハガネ複合材(刃材:炭素鋼、合わせ材:軟鉄)、口金:水牛、柄:天然木
- 価格:22,000円(税込)
口コミでは「鋼ゆえまめに研ぐ必要があるが、切れ味はさすが」「一度研いでから使うとよく切れる」といった評価があります。まさに包丁を道具として愛でる人にぴったりの一本です。
3. 関孫六 銀寿 本鋼 出刃
金寿よりも手頃な価格でありながら、本鋼の切れ味を楽しめるシリーズです。初めての鋼包丁として選ぶ方も多いモデルです。
特徴
- 金寿と同じくハガネ複合材を使用
- 天然木の柄を採用し、手に馴染みやすい
- リーズナブルな価格帯
メリット
- 本鋼の切れ味を比較的手軽に体験できる
- コストパフォーマンスに優れている
- 入門用の本鋼包丁として最適
デメリット
- サビやすいため、手入れが必須なのは金寿と同様
- 金寿ほどの高級感はない
向いている人
- 本格的な切れ味を求めるが、予算を抑えたい方
- 入門用の本鋼包丁を探している方
- 初めての出刃包丁として本格派を選びたい方
向いていない人
- ステンレス製の手軽さを求める方
- 見た目の高級感を重視する方
スペック・価格
- サイズ:約57×284×22mm
- 刃渡り:約150mm
- 重量:約221g
- 材質:刃体:ハガネ複合材(刃材:炭素鋼)
- 価格:6,250円(税込)程度
口コミでは「魚を本格的に捌いてみようという方の最初の1本としては必要十分」「一度研いでから使うと最高の切れ味」と評価されています。本鋼包丁の入門機として、非常におすすめできるシリーズです。
4. 関孫六 匠創 出刃
継ぎ目のないオールステンレス一体構造が特徴のシリーズです。衛生面とメンテナンスのしやすさを最優先に設計されています。
特徴
- オールステンレス一体構造で衛生的
- 食洗機対応で手入れが簡単
- モリブデンバナジウムステンレス刃物鋼を使用
メリット
- サビにくく、洗いやすい
- 熱湯消毒も可能で、いつでも清潔に保てる
- 切れ味の持続性が高い
デメリット
- 鋼製のような研ぎ味や伝統的な風合いはない
- 一体構造のため、柄の部分も金属で滑りやすい場合がある
向いている人
- 衛生面やメンテナンスの手軽さを最優先する方
- 多忙な方や包丁初心者
- 家族で使う包丁を探している方
向いていない人
- 本格的な鋼の包丁の切れ味や研ぎを楽しみたい方
- 伝統的な和包丁の風合いを求める方
スペック・価格
- サイズ:幅54×奥280×高21mm
- 刃渡り:150mm
- 重量:230g
- 材質:刃:モリブデンバナジウムステンレス刃物、柄:18-8ステンレススチール
- 価格:6,050円(税込)
食洗機対応というのが大きな強みです。毎日使うものだからこそ、お手入れの手間が少ないのは魅力ですよね。衛生面を気にされる方には特におすすめです。
5. 関孫六 金寿ST 出刃
金寿シリーズのステンレス版です。本格和包丁のデザインと使い心地を保ちながら、手入れのしやすさを両立させたモデルです。
特徴
- 高硬度のステンレス鋼を使用
- サビにくく、切れ味も持続
- 八角形状の積層強化木柄を採用
メリット
- 本格和包丁のデザインと使い心地を楽しめる
- 鋼製よりはるかに手入れが簡単
- 金寿シリーズの高級感をステンレスで再現
デメリット
- 本鋼モデルほどの研ぎ味はない
- 鋼製ほどの切れ味を期待する人には物足りないかも
向いている人
- 和包丁のデザインや使い心地を好む方
- メンテナンスの手間は省きたい方
- 見た目にもこだわりたい方
向いていない人
- あくまで本鋼の切れ味を求める方
- より伝統的な製法にこだわりがある方
スペック・価格
- サイズ:幅58×奥323×高21mm
- 刃渡り:約180mm
- 重量:317g
- 材質:刃:モリブデンバナジウムステンレス刃物鋼、口金:ナイロン、柄:積層強化木
- 価格:9,350円(税込)
金寿のデザインが好きだけど、鋼の手入れはちょっと…という方にぴったりの選択肢です。和包丁の見た目を楽しみながら、現代的な機能性も両立したい方におすすめです。
6. 関孫六 銀寿ステンレス 出刃(左利き用)
左利きの方のために作られた、貴重な片刃包丁です。銀寿シリーズのステンレス製で、手入れのしやすさも兼ね備えています。
特徴
- 左利き専用に設計された片刃包丁
- ステンレス製でサビにくい
- 銀寿シリーズのコスパの良さを継承
メリット
- 左利きでも正しい使い心地で調理できる
- サビにくく、お手入れが簡単
- 比較的入手しやすい価格帯
デメリット
- ラインナップが限られている
- 右利き用と間違えないように注意が必要
向いている人
- 左利きの方
- 特に魚を捌くなど、出刃包丁を使う調理をする方
- ステンレス製の手軽さを求める方
向いていない人
- 右利きの方(この製品は左利き専用です)
スペック・価格
- サイズ:約283×56×23.5mm
- 重量:約171g
- 材質:刃体:ハイカーボンモリブデンステンレス刃物鋼、口金:ナイロン、柄:天然木
- 価格:4,054円(税込)程度
口コミでは「左利き用の包丁はなかなかホームセンターには無いので助かった」「スイスイ切れて使いやすい」といった声が上がっています。左利きの方にとっては、選択肢が限られるだけに、非常にありがたい存在ですね。
関孫六の出刃包丁をもっと深掘り:他の選択肢
メインのシリーズ以外にも、関孫六の出刃包丁には特徴的なモデルがあります。特にこだわりがある方は、こちらもチェックしてみてください。
関連候補:関孫六 白紙鋼 出刃
プロ御用達とも言われる最高級の白紙鋼(安来鋼)を使用した、熟練職人による手仕上げの一品です。
特徴
- 最高級の白紙鋼(安来鋼)を使用
- 熟練職人による手仕上げ
- 並外れた切れ味と研ぎやすさ
向いている人
- プロの料理人
- 最高峰の切れ味を求める包丁マニア
- 包丁に惜しみなく投資できる方
向いていない人
- 一般的な家庭料理人
- 包丁初心者
- 予算が限られている方
スペック・価格
- サイズ:全長約335mm、重量:約434g、背厚:7.5mm
- 材質:刃体:安来鋼(白紙2号)、柄:天然木(朴)、口金:本水牛角
- 標準価格:40,700円(税込)
非常に高価で、サビに対する極めて慎重な手入れが必要なため、一般ユーザー向けというよりは、包丁を愛好する方やプロ向けのモデルと言えるでしょう。
関連候補:関孫六 オールステンレス 出刃
匠創と同様のオールステンレス一体構造で、業務用としても使用される衛生モデルです。
特徴
- オールステンレス一体構造
- 非常に衛生的で、熱湯消毒も可能
- サビに強い
向いている人
- 業務用(スーパーや食品工場など)
- 衛生管理を徹底したい方
- 耐久性を重視する方
向いていない人
- 伝統的な和包丁の風合いを求める方
- 金属ハンドルの重さや滑りにくさが気になる方
スペック・価格
- サイズ:全長約317mm、重量:約340g
- 材質:刃体:ハイカーボンステンレス刃物鋼、柄:ステンレススチール
- 価格:15,675円(税込)程度
家庭用というよりは、業務用のイメージが強いモデルです。ただし、衛生的で頑丈な包丁をお求めの家庭ユーザーにも選択肢のひとつとして考えられるでしょう。
関孫六の出刃包丁を選ぶ際のよくある質問
関孫六の出刃包丁は、鋼とステンレスどちらがおすすめですか?
これは、使う人のスタイルによります。切れ味や研ぎの楽しさを求めるなら鋼製、手入れの手軽さや衛生面を重視するならステンレス製がおすすめです。初心者の方は、まずはステンレス製から始めてみて、包丁に慣れてきたら鋼製にチャレンジするのもいいでしょう。
関孫六の出刃包丁は、左利き用もありますか?
はい、あります。先述した「銀寿ステンレス 出刃(左利き用)」が代表的です。片刃の和包丁は利き手に合わせた形状になっているため、左利きの方は専用のものを選ぶ必要があります。
出刃包丁は何mmのサイズを選べばいいですか?
一般的な家庭用としては、150mm〜180mmがおすすめです。180mmは大きな魚も捌きやすく、プロや中級者向き。150mmは取り回しがしやすく、初心者や小さめの魚をメインに調理する方に向いています。
関孫六の出刃包丁は、日本製ですか?
はい、関孫六の包丁は基本的に日本製(岐阜県関市など)です。特に「松寿本鋼」「金寿本鋼」「銀寿本鋼」などの本鋼シリーズは、日本の伝統技術を継承した製品となっています。
鋼製の包丁の手入れ方法は?
使用後は必ず水気を拭き取り、乾燥させて保管してください。サビを防ぐために、刃に薄く食用油を塗っておくのも効果的です。また、定期的に研ぎ石で研ぐことで、切れ味を長く保つことができます。
関孫六の出刃包丁を選ぶなら、まずは自分の使い方を考えよう
ここまで関孫六の出刃包丁シリーズを幅広く見てきました。シリーズごとに特徴がはっきりしていて、選ぶ楽しさもある一方で、迷ってしまう方も多いかもしれませんね。
最後に、もう一度簡単に選び方のポイントをまとめておきます。
- 本格的な切れ味と包丁の手入れを楽しみたい方 → 松寿本鋼または金寿本鋼
- 本格派に挑戦したいけど、まずは手頃な価格から → 銀寿本鋼
- 手入れの手間をかけずに衛生的に使いたい方 → 匠創または金寿ST
- 左利きの方 → 銀寿ステンレス(左利き用)
関孫六の出刃包丁は、どのシリーズも丁寧に作られた信頼できる製品です。あなたのライフスタイルや料理のスタイルに合った一本を見つけて、長く愛用してくださいね。包丁は料理の楽しさを何倍にもしてくれる、素晴らしい相棒になってくれるはずです。

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