包丁の切れ味が落ちてきたな……と思うとき、手軽に試せるのが100均の包丁研ぎです。でも、「本当に切れるようになるの?」「包丁を傷めない?」と不安に思う方も多いでしょう。
この記事では、実際にダイソー・セリア・キャンドゥ・ワッツで販売されている包丁研ぎ製品を紹介しながら、それぞれの特徴や向き不向きを解説します。あなたの包丁に合った100均包丁研ぎを見つけるための判断材料として、最後まで読んでみてください。
100均包丁研ぎを選ぶ前に知っておきたいこと
100均の包丁研ぎを買う前に、まずは「どのタイプが自分に合っているか」を整理しておきましょう。大きく分けると、以下の2種類があります。
簡易シャープナー型
包丁の刃を挟んで引くだけで研げるタイプです。セラミックや超硬合金の砥石が内蔵されており、誰でも簡単に使えるのが特徴です。ただし、研ぎの角度が固定されているため、包丁の種類によっては使えないものもあります。
砥石型
いわゆる「といし」と呼ばれる直方体の砥石です。水をつけて包丁を滑らせるように研ぐタイプで、簡易シャープナーよりも研ぎの自由度が高いのが特徴です。ただし、ある程度のコツが必要で、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
自分の包丁の状態や、どのくらい手間をかけられるかで選ぶタイプが変わってきます。この記事では、100均で手に入る具体的な製品を紹介していきますね。
100均包丁研ぎの選び方のポイント
まずは、100均包丁研ぎを選ぶときに押さえておきたいポイントを3つ説明します。
1. 包丁の種類を確認する
これが最も重要です。ほとんどの100均包丁研ぎは「両刃のステンレス包丁・鋼包丁」を対象としています。セラミック包丁やチタン包丁、出刃包丁のような片刃の包丁、パン切り包丁などの特殊な包丁には使えないものがほとんどです。購入前に、自分の包丁が対応しているか必ず確認しましょう。
2. 使いやすさを優先する
包丁研ぎに慣れていないなら、吸盤付きで台に固定できるタイプがおすすめです。両手が使えるので安定して研げますし、片手で包丁を動かせるので操作も簡単です。
3. 収納方法もチェックする
キッチンはスペースが限られています。カバー付きで清潔に保管できるものや、マグネットで冷蔵庫に貼り付けられるものなど、収納のしやすさも選ぶときのポイントになります。
これらのポイントを踏まえて、具体的な製品を見ていきましょう。
各100均の包丁研ぎを紹介
ここからは、ダイソー・セリア・キャンドゥ・ワッツで販売されている包丁研ぎ製品をそれぞれ紹介します。どの製品も110円(税込)が基本価格です(キャンドゥネットショップでは会員価格100円の場合があります)。
1. 包丁研ぎ 吸盤タイプ シロクマ(ダイソー・キャンドゥ・ワッツ)
まず紹介するのは、複数の100均で見かける「包丁研ぎ 吸盤タイプ シロクマ」です。シロクマの顔をかたどったカバーが目を引く、かわいらしいデザインの包丁研ぎ器です。
特徴
吸盤でキッチン台にしっかり固定して使うタイプです。本体にセラミック砥石が内蔵されており、包丁を挟んで手前に引くだけで刃が研げます。カバーが付いているので、使わないときはホコリが付かず清潔に保管できるのも嬉しいポイントです。
メリット
吸盤で固定するため、片手で包丁を持ち、もう片方の手で本体を押さえる必要がありません。包丁研ぎが初めての方でも安定して使えます。サイズもコンパクトで、使いたいときにサッと出せる手軽さが魅力です。
デメリット
対応している包丁が限られます。両刃のステンレス包丁や鋼包丁専用で、セラミック包丁・チタン包丁・片刃の出刃包丁などには使えません。また、刃こぼれを直すほどの研ぎ力はなく、あくまで切れ味のメンテナンス向けです。
向いている人
包丁研ぎをこれから始めたい初心者。手軽に切れ味を回復させたい人。デザイン性も重視したい人におすすめです。
向いていない人
包丁の刃こぼれを直したい人や、プロ並みの鋭い切れ味を求める人には物足りないかもしれません。また、セラミック包丁や片刃包丁を使っている人は購入を避けましょう。
注意点
吸盤はなめらかな面にしか取り付けられません。タイルや木目調の台など、凹凸のある面では固定が弱くなることがあります。購入前に、自分の包丁が両刃のステンレスまたは鋼包丁かを確認してください。
2. 雲形 包丁研ぎ(マグネット付)(セリア)
次はセリアで見つかる「雲形 包丁研ぎ」です。名前の通り、雲をモチーフにしたユニークなデザインが特徴的です。
特徴
本体裏面にマグネットが付いており、冷蔵庫や金属面にピタッと貼り付けて収納できます。セラミック砥石を採用し、両刃のステンレス包丁・鋼包丁に対応しています。
メリット
何より収納の便利さが大きなメリットです。キッチンカウンターに置いておかなくても、冷蔵庫の側面に貼っておけるので場所を取りません。デザインも可愛らしく、キッチンのインテリアとしても馴染みやすいでしょう。使い方も包丁を挟んで引くだけと簡単です。
デメリット
吸盤タイプのように台に固定されないため、研ぐときに本体が動かないよう自分で押さえる必要があります。吸盤タイプに比べると、やや安定性に欠けるかもしれません。対応包丁も両刃のステンレス・鋼包丁に限定されます。
向いている人
キッチンの収納スペースが限られている人。デザイン性を重視する人。マグネットでサッと取り出せる手軽さを求める人に向いています。
向いていない人
しっかり固定して両手で安定させたい人には、吸盤タイプの方が向いています。また、セラミック包丁や片刃包丁を使っている人は使えません。
注意点
マグネットの強度はそれほど強くないため、落下しないよう設置場所には注意が必要です。また、金属面にしか貼り付けられない点も覚えておきましょう。
3. 家庭用砥石(コンビネーション)(セリア)
セリアでは、本格的な砥石タイプの包丁研ぎも販売されています。荒目(#120)と中目(#240)がセットになったコンビネーション砥石です。
特徴
一般的な砥石と同じく、水をつけて包丁を滑らせるように研ぐタイプです。荒目で刃の形を整え、中目で仕上げるという2段階の研ぎができるのが特徴です。コンパクトなサイズで、女性でも扱いやすいと謳われています。
メリット
簡易シャープナーより研ぎの自由度が高く、包丁の状態に合わせて研げます。包丁だけでなく、ハサミやナイフ、鎌など様々な刃物にも使える汎用性の高さが魅力です。砥石の基本を学ぶ入門用としても良い選択肢でしょう。
デメリット
簡易シャープナーに比べて研ぎ方にコツが要ります。正しい角度で包丁を滑らせないと、逆に刃を傷めてしまう可能性があります。また、研ぐ前に水に浸すなどの準備も必要です。
向いている人
砥石での研ぎ方を覚えたい人。包丁以外の刃物も研ぎたい人。少し手間をかけても納得のいく切れ味を目指したい人に向いています。
向いていない人
とにかく簡単に、すぐに切れ味を戻したい人には不向きです。研ぎ方に不安がある場合は、最初から簡易シャープナーを選んだ方が無難かもしれません。
注意点
セラミック製の包丁には使えないものがあります。購入前にパッケージの対応包丁表示を必ず確認してください。研ぎ方は動画などで予習してから使うと失敗が少ないでしょう。
4. 家庭用両面砥石(ワッツ)
ワッツでもセリアと同様に、コンパクトな両面砥石が販売されています。こちらも荒目と中目の組み合わせです。
特徴
セリアの家庭用砥石とよく似た製品で、サイズは約148×48×25mm、重さは約382gと、ずっしりとした安定感があります。材質はアルミナで、しっかりした作りです。
メリット
重量がある分、研ぐときに砥石が動きにくく安定します。両面使えるので、荒研ぎと仕上げ研ぎを1枚でこなせます。包丁以外にも様々な刃物に使える汎用性も備わっています。
デメリット
砥石タイプ共通のデメリットとして、研ぎ方に慣れが必要です。また、サイズがコンパクトな分、大きな包丁を研ぐときにはやや小さく感じるかもしれません。セラミック包丁には使えません。
向いている人
砥石での研ぎ方を練習したい初心者から中級者まで。包丁の切れ味にこだわりたい人や、様々な刃物をメンテナンスしたい人に向いています。
向いていない人
手間をかけたくない人や、すぐに切れ味を戻したい人には簡易シャープナー型の方が合っています。
注意点
砥石は使う前に十分に水を含ませる必要があります。研ぎ終わった後は水気を拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させて保管しましょう。
100均包丁研ぎに関するよくある疑問
ここからは、100均包丁研ぎについてよく寄せられる疑問にお答えします。
100均包丁研ぎで本当に切れ味は回復するの?
はい、多くの場合、切れ味の回復が期待できます。ワッツオンラインの公式レポートでも、実際に100均の包丁研ぎを使用して、研ぎ前に切れなかったトマトが研ぎ後にはスパッと切れるようになったと報告されています。
ただし、効果には包丁の状態や製品の種類によって差があります。あくまで切れ味のメンテナンスとして考えておきましょう。刃こぼれがひどい包丁や、長年手入れされていない包丁では、十分な効果が得られないこともあります。
包丁を傷めるリスクはある?
使い方を誤ると、包丁を傷める可能性があります。特に簡易シャープナー型は、包丁を強く押し付けすぎたり、何度も繰り返し研ぎすぎたりすると、必要以上に刃を削ってしまうことがあります。
砥石タイプも同様で、正しい角度を保たずに研ぐと、刃の形状を崩してしまう恐れがあります。説明書をよく読み、包丁を傷めないよう注意しながら使いましょう。
セラミック包丁は100均包丁研ぎで研げる?
基本的に、100均の包丁研ぎはセラミック包丁には対応していません。セラミック包丁は非常に硬い素材でできているため、通常の砥石では研ぐことができず、専用のダイヤモンド砥石が必要です。セラミック包丁を使っている場合は、100均の包丁研ぎは購入しないようにしましょう。
どの100均が一番おすすめ?
ダイソー・セリア・キャンドゥ・ワッツのいずれも、基本的な製品ラインナップは似ています。「包丁研ぎ 吸盤タイプ シロクマ」は複数の店舗で共通して見られる製品です。どの店舗が良いかは、お近くの店舗の品揃えや、デザインの好みで選んで問題ないでしょう。もしデザインや収納方法にこだわりがあれば、セリアの雲形タイプのような個性的な製品を扱っている店舗を探してみるのも良いと思います。
100均包丁研ぎを使うときの注意点まとめ
最後に、100均包丁研ぎを安全に、そして効果的に使うための注意点をまとめます。
対応包丁を必ず確認する
パッケージに書かれている対応包丁の種類をよく読みましょう。ほとんどが「両刃のステンレス・鋼包丁用」です。該当しない包丁に使うと、包丁を傷めるだけでなく、研ぎ器自体も壊れてしまうことがあります。
研ぎすぎに注意
何度も繰り返し研いだり、強く押し付けすぎたりすると、包丁の刃を必要以上に削ってしまいます。説明書に従い、適切な回数と力加減で使いましょう。
吸盤はなめらかな面に取り付ける
吸盤タイプを使う場合、取り付け面がなめらかでないとしっかり固定できません。タイルやステンレス台など、平らで滑らかな面を選びましょう。
砥石タイプは事前に水に浸す
砥石タイプを使う場合は、使う前に十分に水を含ませてから使いましょう。乾いた状態で使うと、砥石が摩耗しやすくなり、包丁も傷めやすくなります。
使用後は清掃と乾燥を
研ぎカスが残ったままにすると、次に使うときに包丁を傷める原因になります。使用後は水で洗い流し、しっかり乾燥させてから保管しましょう。
今回は100均で買える包丁研ぎを紹介しました。どれも110円という手軽な価格で試せるので、まずは自分の包丁に合いそうなものから始めてみてはいかがでしょうか。包丁の切れ味が戻ると、料理の楽しさもぐっと増すはずです。自分の包丁の状態や好みに合わせて、ぴったりの100均包丁研ぎを見つけてくださいね。

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